2015.04.28
中国:鳥インフルエンザ関連情報(湖北省における初の感染例の確認について)
在中国日本国大使館
2015年4月27日
1.鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例
(1)4月26日付けの湖北省衛生・計画生育委員会の発表によれば、湖北省で初となる鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例が確認されています。 発表によると、患者は家禽の売買、処理に従事する50歳男性で、現在症状は安定しています。感染理由は、他省から搬入した、ウイルスに感染した生きた鶏との接触によるものとみられています。
(2)これまでに一部で限定的で継続性のないヒト-ヒト感染例が見つかっていますが、専門家によれば、現時点では、ウイルスの変異状況から、持続的なヒト-ヒト感染は見られないとしています。しかしながら、昨年12月以降、上海市、江蘇省、浙江省、広東省、福建省、新疆ウイグル自治区、香港、江西省、山東省、安徽省、貴州省、湖南省において散発的に感染例の報告がされておりますので、引き続き注意が必要です。
2.中国、特に上記の感染症例が確認されている地域に滞在中の方、及び渡航・滞在を予定されている方は、在中国大使館及び各総領事館等のホームページを含め、最新情報を随時確認の上、以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。
●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
●突然の発熱や咳など、呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。
海外安全ホームページ:
「海外渡航者のための新型インフルエンザに関するQ&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html
「海外渡航者のための鳥インフルエンザに関するQ&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html
鳥インフルエンザ(H7N9)について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html
中国国家衛生・計画生育委員会
http://www.nhfpc.gov.cn/zhuzhan/index.shtml
WHO:Avian influenza A(H7N9) virus
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
○在中華人民共和国日本国大使館
住所:No.1 Liangmaqiao Donjje,Chaoyang District, Beijing 100600, People's Republic of China
(北京市朝陽区亮馬橋東街1号)
電話:8531-9800
国外からは(国番号86-10)8531-9800
FAX:6532-7081
国外からは(国番号86-10)6532-7081
ホームページ:http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm