2020.07.22
コンゴ民主共和国 非常事態宣言の終了、政府による措置の段階的解除
○ コンゴ(民)チセケディ大統領は、21日深夜、国営ラジオ・テレビ放送を通じて、非常事態宣言の終了及び政府による措置の段階的解除を発表しました。
○ 国境は、8月15日に解放される予定ですが、コンゴ(民)全土は、日本国外務省の感染症危険情報レベルにおいてレベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告)。)、一部地域は危険情報レベル4(退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)。)を発出しておりますので、同勧告を踏まえた行動をするようお願いします。
1 コンゴ(民)チセケディ大統領は、21日深夜、国営ラジオ・テレビ放送を通じて、非常事態宣言の終了を発表しました。これまでの政府措置は以下のとおり段階的に解除されます。
(1)7月22日(水)以降
○ 商業活動(店舗、レストラン、カフェ、バー、会社等)の再開
○ 集会、会議及び祝賀行事の再開
○ 公共交通機関の再開
(2)8月3日(月)以降
学校、大学及び教育機関の再開
(3)8月15日(土)以降
○ 港、空港、国境の再開
○ 州間の移動の再開
○ 教会、宗教施設の再開
○ スタジアム、演劇場、ディスコの再開
2 国境は、8月15日に解放される予定ですが、コンゴ(民)全土は、日本国外務省の感染症危険情報レベルにおいてレベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告)。)、カサイ3州、バー=ズエレ州の中央アフリカ国境地帯、オー=ウエレ州、イツリ州、北キブ州及び南キブ州は危険情報レベル4(退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)。)を発出しております。
さらに当地は、新型コロナウイルスのほかにも、首都キンシャサから600kmに位置する赤道州においてエボラウイルス病が発生しており(20日現在、感染者62名。うち死亡者27名)、また先日は、全国で政府方針に反対する大規模デモが発生し多くの死傷者が出るなど大変危険な状況が続いております。当地への渡航を予定されている方は、上記勧告を踏まえた行動をするようお願いします。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_103.html#ad-image-0 (感染症危険情報)
3 在留邦人の皆様におかれましては,感染予防に万全を期すとともに,関連情報に十分留意しながら,慎重な行動を心掛けていただきますよう,お願いいたします。
4 また、20日付け政府発表では、新型コロナウイルス感染者は累計8,534名(死者196名、治癒4,528名)となっております、内訳は、キンシャサ特別州7,254名、中央コンゴ州359名、南キブ州276名、オー=カタンガ州260名、北キブ州236名、ルアラバ州75名、イツリ州27名、オー=ウエレ州18名、チョポ州14名、クイール州4名、南ウバンギ州4名、赤道州4名、オー=ロマミ州1名、クワンゴ州1名です。
※ 累計のうち1名はプロバブル(陽性の可能性が高いものの、亡くなって検体がとれない例)
(本件担当)
在コンゴ民主共和国日本国大使館
領事担当 上島(+243 81 880 5912)
医療担当 浅川(+243 81 880 5582)