2020.06.15
中国 北京市での感染拡大に伴う動き(在上海日本国総領事館)
●北京市では,6月11日以降,連日,新型コロナウイルス肺炎の確定症例が新たに確認されており,6月14日までの累計確定症例数は79例となりました(無症状感染者7例を含む)。
●また,遼寧省,河北省,四川省でも,北京市からの出張者や,北京市で発症した人と関わりのある人の感染が報告されています。
●引き続き,中国当局の発表に留意するとともに,感染への警戒を怠らず,手洗い,人との安全な距離を保つ,密閉された空間や人が多く集まる公共の場所等でのマスク着用を徹底するなどし,感染予防に努めてください。
(感染症リスクのある地域への移動について)
●北京市内の複数の地区の感染症リスク評価が「中リスク」に変更されていますので,移動の際にはご注意ください。リスク評価は感染症発生状況により変動します。下記の中国国務院のプログラム(以下のリンク)等で確認するように努めてください。
http://app.www.gov.cn/govdata/gov/202003/25/456514/article.html
●上海市では,北京市から来た人に対する特別な措置は,現時点では発表されておらず,一般的にはこれまでと同様に,健康コードの提示や情報登録が求められることとなっていますが,滞在先によって別途の定めがある可能性がありますので,あらかじめ滞在先のマンションやホテル等へご確認をお願いいたします。
●江蘇省無錫市は,北京市の「中」あるいは「高」リスク地区への訪問歴がある人に対し,無錫到着後14日間の集中隔離医学観察及び核酸検査の実施を求めている他,北京市の左記以外の地区を訪問した人に対して核酸検査の実施を推奨しています。その他,江蘇省では複数の市が高リスク地区への訪問自粛,高リスク地区を訪れる場合の社区への事前・事後報告,「新発地農産品卸売市場」など北京市の特定の場所を訪れた人に対する核酸検査の実施を求めています。
●浙江省嘉興市,麗水市,台州市,温州市は,北京市の「新発地農産品卸売市場」をはじめとする特定の場所を訪れた人に対して,隔離措置や核酸検査の実施を求めています。
●安徽省は,5月30日以降,北京市の「新発地農産品卸売市場」,「京深海鮮卸売市場」を訪れた人に対して,隔離措置及び核酸検査の実施を求めています。
●江西省は,5月30日以降,北京市の「新発地農産品卸売市場」をはじめとする特定の場所を訪れた人に対して,社区への報告と核酸検査の実施を求めています。
●各都市の政策は,変更される可能性があります。常に最新情報の入手に努めてください。
(連絡先)
○在上海日本国総領事館
(管轄地域:上海市,江蘇省,浙江省,安徽省,江西省)
住所:上海市万山路8号
電話:(市外局番021)-5257-4766(代表)
国外からは+86-21-5257-4766(代表)
FAX:(市外局番021)-6278-8988
国外からは+86-21-6278-8988
ホームページ:http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/