2020.05.26
オーストラリア ACTにおける制限措置の緩和について
【ポイント】
5月26日,ACT政府は,5月29日深夜から発効する制限措置の緩和に関するメディア・リリースとキャンベラ復興計画を発表しました。
【本文】
5月26日,ACT政府は,制限措置の緩和に関するメディア・リリースを発表しました。同メディア・リリースの概要をお送りいたします。
なお,詳細(原文)は以下リンク先をご参照ください。
同時に発表されたキャンベラ復興計画は,以下リンク先をご参照ください。
https://www.covid19.act.gov.au/resources/canberra-recovery-plan
1 ステージ2への移行(制限措置の緩和)
(1)飲食業
ア 5月29日23時59分から,飲食業については,施設の専有面積に応じて最大収容人数を定める枠組が実施される。カフェ,バー,レストラン及びクラブは,囲まれたスペースにおいて最大20人に対して飲食物を提供できる。施設では,従業員を含め,4平方メートルあたり1人を超えることはできない。これは室内及び屋外の両方に適用される。
・20平方メートル 最大5人
・40平方メートル 最大10人
・60平方メートル 最大15人
・80平方メートル以上 最大20人
イ 施設に複数の囲まれたスペースがある場合,複数の20人のグループを受け入れることができる。複数の囲まれたスペースや屋外スペースがあるいくつかの大規模施設は,150人以上の客を収容することも可能である。
(2)個人サービス産業
ネイル・サロン,日焼け・脱毛,マッサージを含むスパ,タトゥーを含む美容セラピー産業は,5月29日23時59分から営業を再開できる。従業員を含め,4平方メートルあたり1人を超えることはできない。
(3)フィットネス産業
室内のジムやフィットネス・センターは,徐々に営業を再開できる。小規模な室内でのグループ・レッスンは,囲まれたスペースでは最大20人,または,4平方メートルに1人で再開できる。
・20平方メートル 最大5人
・40平方メートル 最大10人
・60平方メートル 最大15人
・80平方メートル以上 最大20人
(4)地域スポーツ
組織された交流目的のスポーツの最大人数は20人に増え,室内スポーツも4平方メートルに1人のルールに従って開始できる。トイレ以外の共用スペースを開けることはできない。
(5)観光・観光施設
美術館,博物館,国立施設,動物園等の屋外施設は,指定されたセッションにおいて最大20人までのグループのために再開できる。従業員を含め,4平方メートルあたり1人を超えることはできない。
(6)コミュニティ及び文化活動
ア 5月29日23時59分から,コミュニティ及び文化活動に関する多くの制限が解除される。これには,コーラス,バンド,オーケストラ,キャラバン・パーク,キャンプ場,礼拝所,コミュニティ施設が含まれる。
イ 結婚式は最大20人まで,葬儀は最大50人までに増える。従業員等を含め,4平方メートルあたり1人を超えることはできない。
2 次のステップ
(1)これらの緩和措置がACT内において新型コロナウイルス感染者の重大な増加をもたらさなければ,ACT政府は6月19日23時59分に次の段階(ステップ2.2)に移行する。
(2)国家内閣の計画のステージ3に示された措置については,制限緩和の影響を注視しつつ,1ヶ月以内に検討を開始する。
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