2020.05.17
コンゴ共和国 段階的封鎖解除を開始(2020年5月18日05:00~)
1 コンゴ(共)政府は,16日,新型コロナウイルス感染症の現状を受けて(15日現在までの感染者412人,死者15人),18日(月)午前5時より段階的封鎖解除を開始することを発表しました。概要は以下のとおりです。
※ 実行に際し,政府は2つのゾーンを設定した。「ゾーン1」はブラザビル及びポワント・ノワールを含むいわゆるウイルス活動地域(circulation active du virus),「ゾーン2」はその他10県を含むいわゆるウイルス非活動地域(circulation non active)である。
(1) 「ゾーン1」については以下の緩和措置をとることととする。
○ 雇用者は,必要不可欠でない業務について,外出禁止令(20時~5時)に違反しない範囲で,業務時間を調整することで再開する。
○ 特例移動のための許可及び証明書並びに個人車両用の通行証を撤回する。
○ 個人車両での移動は,セダンについては4人まで,3列シート車両については5人までとする(いずれも運転手含む)。
○ 都市内公共交通機関を再開する(マスク着用等の条件付き)。
○ ブラザビル-ポワント・ノワール間の旅客便の再開については追って検討する。
(2) 以下の措置は継続して適用される。
○ 保健非常事態が5月31日まで延長されたことに伴う全国における20時から5時までの外出禁止令。
○ 空,陸,河川,海の国境の貨物便用以外の閉鎖。
○ 国境閉鎖措置の維持に伴い,ブラザビル及びポワント・ノワールの住民はそれぞれの行き来及び他県への移動は禁止する(例外を除く)。
(3) 「ゾーン2」については,5月31日までの外出禁止令,社会的距離の確保,公共の場でのマスク着用義務を除きすべての制限措置を解除する。
(4) その他,業種別の封鎖解除措置については以下のとおり
○ 6月1日から進学試験を伴う学年の授業を再開。他方,50人以上の集合は禁止とし,再開を許可する以外の施設(保育所,幼稚園,識字教室,高校,大学)は継続して閉校とする。その他の学年の授業再開は9月からとする。
○ 料理及び飲料の販売は持ち帰り及び宅配のみ許可され,店内での飲食は継続して禁止とする。
○ 市場は,週5日の営業とし,16時までとする
2 在留邦人の皆様におかれましては,感染予防に万全を期すとともに,これまでの政府発表措置を遵守し,関連情報に十分留意しながら,慎重な行動を心掛けていただきますよう,お願いいたします。
(本件担当)
在コンゴ共和国日本国大使館
領事担当 上島(+243 81 880 5912)
医療担当 浅川(+243 81 880 5582)