2015.01.15
広東省、福建省で鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染症例発生
2015年1月14日
在広州日本国総領事館
1.広東省衛生計画生育委員会は、7日から14日にかけて以下5件の鳥インフルエンザA(H7N9)感染者の発生を発表しています。
(7日発表)
患者は56才男性、リウマチ,高血圧,肺結核などの基礎疾患があり,肇慶市在住。
7日,感染が確認され,肇慶市の指定病院に入院している。状態は重篤。
(12日発表)
患者1は42才男性、深セン市在住。11日,感染が確認され,深セン市の指定病院に入院している。状態は重篤。 患者2は52才女性、東莞市在住。11日,感染が確認され,東莞市の指定病院に入院している。状態は重篤。
(14日発表)
患者1は57才女性、深セン市在住。12日,感染が確認され,深セン市の指定病院に入院している。状態は重篤。 患者2は41才男性、深セン市在住。12日,感染が確認され,深セン市の指定病院に入院している。状態は重篤。
2.福建省衛生計画生育委員会は9日、昨年12月に福建省で6例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染者が発生したと発表しています。 なお、新聞情報によるとアモイで5名の患者が発生し、1人の死亡者が出ています。
3.華南地域においても昨年から家禽類からの鳥インフルエンザウィルスの検出例や、ヒト感染症例が散発的に発生しております。 これまで当館HPの鳥インフルエンザ関連情報でもお知らせしておりますが、在留邦人の皆様におかれましては、最新情報を随時確認の上、鳥インフルエンザへの感染を予防するため、以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。
●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
●突然の発熱や咳など、呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。
インフルエンザ関連情報はこちらをご覧下さい。
http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/seqinfo/doc/20140122.htm
ご参考 鳥インフルエンザに気をつけましょう 。
http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/seqinfo/doc/20141117.html