2020.03.21
中国 国外から河北省に来るすべての者に対する集中隔離措置の実施
●河北省では,これまで,国外から河北省に来る者は,省内に固定の住居があれば自宅観察を行うこととされていましたが,本日(3月20日),在中国日本大使館が河北省政府当局に確認したところ,現在は「(国外から来る者に対しては,原則,集中観察所に移送し,14日間の医学観察を行う)北京市の措置と全く同じ内容に調整されている」との回答を得ました。現時点で河北省当局からは対外的な発表はありませんが,措置が厳格化されていますので,ご注意ください。
※河北省に戻る予定のある方は,事前に必ずお住まいのマンション等と居住地の社区に確認をとってください。
なお,北京市による集中隔離措置の詳細は,当館ホームページ( https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000440.html#1 )に掲載しています。北京市政府の措置は連日変更されていますので,最新の情報を収集するよう努めて下さい。3月20日時点での自宅観察に関する北京市政府の取扱は以下のとおりです。
(特殊な状況により自宅観察の申請が認められるケースについて)
・70歳以上の高齢者,14歳以下の未成年,妊婦,基礎的疾患等を患っている等により,集中観察に適さない者は,厳格な評価を経て,自宅観察を行うことができる。
・自宅観察の条件に合致する者は,入境前に居住地の社区に申請しなければならない。入境前に自宅観察の申請をしていない,或いは,評価と同意を得ていない者は,まず集中観察所に移送され医学観察を行う。
●なお,河北省の石家荘市及び滄州市政府当局からは,国外から来た者に対し集中医学観察行う旨が公表されています。引き続き,河北省政府・各市政府当局が発表する最新情報に注意ください。また,現在の措置についても変更される可能性がありますし,各社区やお住いのマンション等によって具体的な措置が異なる場合がありますので,お住まいのマンション等にご確認いただくとともに,中国での受入を行う会社や機関等と予め情報共有していただき、適切な対応をお願いします。
(参考)
・河北省石家荘市政府の発表(中国語)
http://www.sjz.gov.cn/col/1580262555218/2020/03/20/1584673192928.html
・河北省滄州市政府の発表(中国語)
http://www.cangzhou.gov.cn/zwbz/jrcz/706106.shtml
※日本政府は現在,「水際対策の抜本的強化に向けた新たな措置」を実施しています(下記リンク(1)参照)。本件措置のうち,特に「2検疫の強化」については,中国(香港及びマカオを含む。)から入国される日本人の皆様も対象となっていますので,ご注意ください。また「3 航空機の到着空港の限定等」についてもよくご確認ください。更に今般「水際対策強化に係る新たな措置」が決定されましたので,併せてご確認下さい。(下記リンク(2)参照)
(1)https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000196.html
(2)https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C038.html
また,検疫の強化については,厚生労働省がQ&Aを出していますので,こちらもご確認下さい。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html
(問い合わせ先)
○在中国日本国大使館(領事部)
領事部・直通電話:(国番号86)-(0)10-6532-5964(09:00~17:30)
上記以外の時間の電話番号:010-8531-9800
HP:https://www.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※在中国日本大使館のホームページでは,新型コロナウイルス関連情報をまとめて掲載していますので,併せご参照ください。
(在中国日本国大使館新型コロナウイルス感染症ホームページ)
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000384.html