2020.02.06
中国 新型コロナウイルス感染者が肺炎発病期間に訪れた場所を初めて発表
●北京市は新型コロナウイルス感染者が肺炎発病期間に訪れた場所を初めて発表しました(詳細は下記【本文】)。
【本文】
●2月6日の北京市新型コロナウイルス感染による肺炎発生の予防・コントロール業務記者発表会において,北京市は新型コロナウイルス肺炎の症例(当館注:肺炎発症患者のこと)が発病していた期間中に訪れた場所を初めて公表。(以下概要)
・北京市疾病予防・コントロールセンターの呉疆主任医師は,北京市における新型コロナウイルス肺炎の流行は既に拡散の初期段階に入ったことを紹介した。
・市民が速やかにこの病気の手がかりを理解することを助け,地域社会が現実に即した感染防護対策をやり易くし,感染蔓延を防ぐため,北京市疾病予防・コントロールセンターは,2月5日,最近の症例が訪れた小区・場所を発表した。具体的には以下のとおり。
東城区:体育館路街道駒章胡同。
西城区:月壇街道復興門外大街甲20号、展覧路街道南営房社区。
朝陽区:来広営郷筑華年、東ハ(土へんに貝)郷恒大江湾、慈雲寺北里、北苑路86号嘉銘園、高碑店郷陶家湾。
海淀区:北太平庄街道新街口外大街15号院、紫竹院街道民族大学西路66号キン(金が三つ)徳家園。
石景山区:玉泉北里2区、八宝山街道魯谷遠洋山水、五里イ(土ヘンに它)街道西街天翠陽光新城。
大興区:黄村鎮格林雲墅、瀛海鎮金茂悦北区5号院、観音寺街道双河南里。
懐柔区:廟城鎮鄭重庄村。
※システムの都合上,表示ができない文字があるため,ホームページ(https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000404.html)でご確認ください。
・呉疆主任医師は,確定症例は既に指定病院で治療をうけており,住民は心配したり焦ったりする必要はないと述べた。また,感染症の発生期間中,「手洗い励行,マスク着用,風通しを良くする,体を鍛える,人混みを避ける,エチケットを守り,心を落ち着ける」ことを心がけ,積極的に地域社会の感染防護に参加し,家庭の健康を生み出すことを希望すると述べた。
(参考1)北京市政府の発表(中国語)
http://www.beijing.gov.cn/fuwu/bmfw/wsfw/ggts/t1616504.htm
(参考2)当館ホームページ:北京市の医療機関情報
発熱等の症状があり,医療機関で受診する場合は事前に医療機関に連絡し,開院時間等をご確認ください。ホームページ上に「北京市の医療機関リスト」を掲載していますのでご参考下さい。
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000371.html
(参考3) 外務省ホームページ:中国における新型コロナウイルスに関する注意喚起(その9)
外務省は湖北省(レベル3)を除く中国全土の感染症レベルを2(不要不急の渡航は止めてください)に引き上げています。2月6日に中国各地での移動制限の拡大に関するスポット情報を発出し,今後,更に移動の制限が拡大・強化する可能性を踏まえ,情報収集等に万全を期すとともに,日本への早期の一時帰国や中国への渡航の一次延期を含む安全確保について積極的に検討することを勧めています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C025.html
(問い合わせ先)
○在中国日本国大使館領事部
電話:(国番号86)-(0)10-6532-5964
ホームページ:https://www.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html