2018.03.19
中国 上海ぼったくり被害多発に関する注意喚起
旅行者や出張者が,上海市内でぼったくり被害に遭ったとの情報が引き続き多く寄せられています。
1. 具体的には,夜に外灘,南京東路等の繁華街で中国人女性から食事に誘われ,付いて行ったところ,レストランで勝手に飲食物を注文され,支払時に「中国では,飲食代の支払いは男性がするものだ」として,数万円の飲食代金を請求されたケースがありました。直近では,南京東路歩行街にある日本料理店において,通常メニューとは別に,ワイン一杯4500円もする別メニューを備える等の手口を用いて,客引きと協力してぼったくりを行っているといった情報もあります。
また,上記の繁華街や,日本人ビジネスマンが多い長寧区の宿泊ホテル付近で,「安いマッサージ店がある」等としつこく誘われ,タクシーに乗せられて店に行ったところ,個室内で屈強な男数人に囲まれて法外な値段を要求され,脅迫や暴行を受けたり,数時間個室に閉じ込められたりし,十数万円程度を支払ったとのケースもあります。
2. ぼったくり被害を防ぐには,見知らぬ人の誘いに乗って,よく分からない場所に不用意に付いていかないことが重要です。「ぼったくり犯に狙われている」という危機意識を持って,慎重に行動してください。特に,飲酒後は気が緩みがちです。女性の甘い誘い当には注意を怠らないようお気を付けください。
3. また,中国では性的マッサージを含む売買春行為は違法であり,検挙された場合には治安管理処罰法の適用を受け,最高15日以内の拘留及び5,000元以下の罰金が科せられるだけではなく,国外退去処分を受け,その後中国へ一定の期間入国禁止となる場合もあります。法律を遵守し,違法行為は厳に慎んでください。
4. 万一被害に遭った場合には,飲食店やマッサージ店等の場所や名前が特定できれば,被害を回復できる可能性もありますので,領収書やクレジットカードの利用控えを持参して,可能な限り速やかに公安局(110番又は派出所)に通報し,被害を届け出るとともに,当館(021-5257-4766)にもご連絡下さい。
ぼったくり被害については,当館ホームページにも掲載しています。http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/life/info-j2.html
(在外公館連絡先)
○在上海日本国総領事館
(管轄地域:上海市,安徽省,浙江省,江蘇省,江西省)
住所:上海市万山路8号
電話:(市外局番021)-5257-4766(代表)
(市外局番021)-6209-2664(邦人援護直通)
国外からは+86-21-5257-4766(代表)
国外からは+86-21-6209-2664(邦人援護直通)
FAX:(市外局番021)-6278-8988
国外からは+86-21-6278-8988
ホームページ:http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/