2016.05.17
中国 ジカウイルス感染症関連情報
2016年5月16日
在中国日本国大使館
1.北京市衛生・計画生育委員会は、5月15日に同市におけるジカウイルス感染症の輸入症例を発表しています。その主な内容は次のとおりです。
(1)患者は山東省煙台市の29歳の女性。本年4月にベネズエラへ渡航し、5月11日(現地時間)に発熱と発疹の症状が現れた。
14日に北京首都空港に到着した際、検疫検査によりジカウイルス感染症の感染が疑われ、病院へ搬送され入院、15日に中国疾病予防コントロールセンターがジカウイルス感染症の輸入症例であると確認した。現在病状は安定している。
(2)専門家は、ジカウイルス感染症は蚊を媒体とした感染症で、主にネッタイシマカにより媒介されるが、北京市ではネッタイシマカの生息は確認されておらず、感染が拡大するリスクは低い、と考えている。
2.ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾病です。邦人の皆様におかれては、ジカウイルス感染症を含む感染症の予防に引き続き注意していただくようお願い致します。
また,ジカウイルス感染症の感染例が報告されている中南米地域及び太平洋島嶼地域への最近の渡航歴のある方,また今後渡航する予定のある方は,発熱等の症状が見られた場合には速やかに医師の診断を受けるようお願い致します。
(関係情報)
○外務省海外安全ホームページ(感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊婦及び妊娠予定の方は特にご注意ください。)(その12)):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2016T091#ad-image-0
○厚生労働省(ジカウイルス感染症について):
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html
○厚生労働省検疫所(渡航時におけるジカウイルス感染症への注意について):
http://www.forth.go.jp/news/2016/01261317.html
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
○在中華人民共和国日本国大使館
住所:No.1 Liangmaqiao Donjje,Chaoyang District, Beijing 100600,
People's Republic of China (北京市朝陽区亮馬橋東街1号)
電話:010-8531-9800
国外からは(国番号86-10)8531-9800
FAX:010-6532-9284
国外からは(国番号86-10)6532-9284
ホームページ: http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm