2025.01.30
サウジアラビア|巡礼者に対する髄膜炎ワクチン接種義務について
サウジアラビア政府は、巡礼者(巡礼地域での季節労働者を含む)に対して髄膜炎ワクチン接種を義務づけるとともに、同国入国の際にはワクチン接種証明書の提示を求めるとしています。
在サウジアラビア日本大使館より、サウジ民間航空総局 及び サウジ統一観光センターに照会したところ、髄膜炎ワクチン接種は巡礼者のみ対象であり2月10日から実施、それ以外の旅行者は不要である旨確認しましたのでお知らせします。
※ 巡礼地域:メッカ(Makkha)、メディナ(Madinah)、ジェッダ(Jeddah)、タイフ(Taif)
※ 髄膜炎ワクチン接種以外にも、ポリオ・黄熱病ワクチン接種も規程がございます(一部対象)
※ 航空会社はチェックイン時に必要な接種証明書を確認し、必要要件を満たさない場合は搭乗できません
なお本ワクチン接種の詳細については、保健省ウェブサイトを参照するか、サウジ統一観光センターにご照会下さい。
(下記表内の詳細につきましては、保健省発表の資料を必ずご確認ください)
○ サウジアラビア保健省|Pilgrim’s Health
https://www.moh.gov.sa/en/HealthAwareness/Pilgrims_Health/Pages/default.aspx
○ サウジアラビア統一観光センター
https://www.visitsaudi.com/en/contact-us
○ サウディア(Saudia)|Health Requirements
https://www.saudia.com/pages/before-flying/travel-information/hajj-and-umrah/health-requirements
ワクチン | 対象者 | 対象国 | 承認されたワクチン |
---|---|---|---|
髄膜炎菌性髄膜炎 | 1歳以上のすべての巡礼者 または 巡礼地域での季節労働者 |
すべての国 | ・四価(ACYW)ポリサッカライドワクチン:到着10日前までに接種し、有効期間3年以内 ・四価(ACYW)結合ワクチン:5年以内に接種し、到着10日前までに接種完了 ・巡礼者の出発国の保健当局は、ワクチン接種の有効期間内であることを確認し、 ワクチンの種類と接種日が証明書に明記されていることを保証する必要あり ・証明書にワクチンの種類が記載されていない場合、有効期間は3年とみなされる |
ポリオ (ポリオウイルス1型:WPV1 または cVDPV1) |
すべての旅行者 | WPV1またはcVDPV1の 症例を報告している国 |
少なくとも1回の二価経口ポリオワクチン(bOPV) または 不活化ポリオワクチン(IPV)接種(到着4週間前までの接種) |
ポリオ (ポリオウイルス2型:cVDPV2) |
すべての旅行者 | cVDPV2陽性のヒトサンプルや 急性弛緩性麻痺(AFP)の症例を報告している国 |
・少なくとも1回のIPV接種 ・IPVが利用できない場合、少なくとも1回の経口ポリオワクチン(OPV)接種も可 (到着4週間前までの接種) |
黄熱病 | 9か月以上のすべての旅行者 | 黄熱病感染リスクのある国や地域 | ・黄熱病ワクチン接種 (黄熱病ワクチン接種証明書は、接種10日後から生涯有効) |
在サウジアラビア日本国大使館領事班
TEL:011-488-1100
FAX:011-488-0189
E-mail:consular-sec@rd.mofa.go.jp
ホームページ: https://www.ksa.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html