2025.03.17
【中東情勢】米国によるイエメンへの軍事行動に関する注意喚起
米軍の発表によると、3月15日、米軍によるホーシー派を標的としたイエメン国内への空爆が行われ、今後も同行動は継続される見通しであるほか、報道によれば同攻撃により死者等も発生し、軍事拠点や発電施設などにも損害があるとのことです。
米軍はしばらくの間イエメンへの空爆を継続することを表明しており、これに対してホーシー派が米軍のみならず、周辺国を巻き込むような攻撃を実施する可能性は否定できません。 サウジアラビア、オマーン、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタール等の周辺国に滞在中の方につきましては、報道等にて最新情報をご確認いただき、安全には十分ご留意ください
なおバーレーンには、米海軍第五艦隊司令部等が所在しているほか、バーレーンは、紅海とアデン湾におけるホーシー派の攻撃を抑止することを目的とした米国主導の海上連合作戦「繁栄の守護者」作戦に、アラブ諸国の中で唯一参加したことからも、引き続き情勢を注視する必要があります。
また、アラブ首長国連邦では、2022年1~2月のホーシー派(正式名称:アンサールッラー)によるミサイル・ドローン攻撃でUAE国内でも被害が確認されています。その際、爆破された石油施設を撮影した者がUAE当局に公序良俗及び国内騒乱の疑いにより、身柄拘束されています。爆発等が確認された際、写真・動画撮影は控えるようにしてください。特に、短期旅行者及び出張者の方は、上記につき十分ご留意ください。