2021.12.11
英国 スコットランドにおける新たな対応方針((2021年12月10日)
10日、スタージョン・スコットランド自治政府首席大臣はスコットランドにおけるオミクロン株の急速かつ深刻な拡大状況を踏まえて、新たな対応方針を発表しました。その概要は次の通りです。
1.本日のコロナの新規感染者は5,000人に上るが、これは先週の2,800人から3,000人前後で推移していたことと比較して急激な上昇である。このうち、110名がオミクロン株感染であったが、これは氷山の一角に過ぎない。。
2.これからスコットランドは「感染の津波(tsunami of infections)」に襲われるだろう。今後はオミクロン株がデルタ株に取って代わり、実効再生産数は2.0を超え、最悪のシナリオでは今月20日までに1日あたりの感染者数が25,000人に達するという試算もあるが、最悪のケースは1日あたりの感染者数は15,000人、最善のケースでは1日あたり1,250人になるとみられる。
3.明日11日(土)より、いかなるコロナ株であるかを問わず、家庭内感染については、感染者と接触した場合、ワクチン接種の有無にかかわらず、また、PCR検査で陰性であったとしても、10日間の自主隔離措置に置かれることとする。職場等家庭外で感染者と接触した場合、2回目のワクチン接種を受けており、さらにPCR検査が陰性であれば隔離は免除される。
4.スコットランド公共保健省は職場での行事およびクリスマスパーティーの中止を求めているが、自分(「ス」首席大臣)からもスコットランド国民にこれを求める。
5.なお、スコットレールは、本日、コロナ感染による職員不足のため、60%の列車を運休した。また、ラナクシャー地方の緊急対応部局は、職員がイベントに出席して感染者を出したため、隔離措置におかれている。
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