2021.08.25
オーストラリア 豪連邦警察(AFP)をかたる詐欺の多発について
【ポイント】
●豪連邦警察(AFP)は、電話や電子メールにより、連邦警察の捜査員をかたって、個人情報や金銭を要求する詐欺が急増しているとのメディアリリースを発出しました。
●AFPは「電話や電子メールで逮捕を告げたり金銭や個人情報を要求したりすることは決してない」ことや「送金やビットコイン、オンラインバウチャーを要求することはない」といったこの種の詐欺の防止策等について述べ、被害にあった場合は直ちに警察に通報するよう促しています。
【本文】
1 8月25日(水)、豪連邦警察(AFP)は、電話や電子メールにより、連邦警察の捜査員をかたって、個人情報や金銭を要求する詐欺が急増しているとのメディアリリースを発出しました。AFPはこの2か月間で数百件の被害報告が寄せられ、16,000豪ドル以上の被害にあった例もあるとしています。
2 AFPはこの詐欺の典型的な例を以下のとおり紹介しています。
○応対者に対して、その人の銀行口座に関連する疑わしい活動を特定したことを伝え、メディケア番号、住所、銀行口座の詳細などの個人情報を要求する。
○応対者に対して、逮捕状が発布されたと偽り、これを免れる方法として銀行口座への金銭の振り込みなどを指示する。
3 AFPはこの種の詐欺の防止策等について、以下のとおり述べています。
○AFPは、電話や電子メールで逮捕を告げたり金銭や個人情報を要求したりすることは決してない。
○AFPは、送金やビットコイン、またはiTunesやGooglePlayなどのオンラインバウチャーを要求することはない。
○詐欺と思われる電話を受けた場合、すぐに通話を終えること。
○詐欺犯は実際のAFPの電話番号を受け手の電話に誤表示させることで、発信元を偽装することもある。疑問を持った場合には、居住州の州都にあるAFP本部の電話番号を調べて電話し、本当の警察官と話して、受けた電話が虚偽であることを確認すること。
○詐欺にあった場合は、被害回復のため、直ちに警察に通報すること。
※AFPメディアリリース(AFPをかたった詐欺について)
https://www.afp.gov.au/news-media/media-releases/scammers-using-fake-afp-credentials-target-vulnerable-people
※スキャム・ウォッチ(被害報告及び被害事例の紹介)
https://www.scamwatch.gov.au/
【在シドニー日本国総領事館】
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