2021.07.19
中国(広州) 台風7号の接近に伴う注意喚起
○台風7号が、7月20日夜から21日早朝にかけて、広東省深セン市から茂名市にかけての沿岸地域に接近、上陸する可能性があります。
○最新の気象情報入手に努め、適切な安全対策を講じてください。
1 中国気象台から、7月20日夜から21日早朝にかけて、台風7号(別名:チャンパカ)が広東省深セン市から茂名市にかけての沿岸地域に接近、上陸するとの予報が出ており、暴雨暴風への注意が呼びかけられております。
台風の通過に伴い航空路線等の交通機関への影響も予想されますので外出、出張等の際は関連情報に十分ご注意し、安全確保に努めてください。
進路上にある海域及びその周辺地域では、強風や大雨のみならず、ところによっては、高波・洪水・土砂崩れ等の被害や各種交通機関の混乱等も予想されます。
2 つきましては、これらの地域への渡航・滞在を予定されている方は、以下の関連ウェブサイトを参考に台風情報や現地の気象情報の収集に努め、台風による被害が予想される場合には渡航・外出を控える、あるいは日程・移動経路又は訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
また、同地域に既に滞在中の方は、報道及び関係機関から最新の情報を収集して災害に備え、懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、飲料水・食糧を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難場所を確認するとともに、必要な場合には安全な場所で待避する等の安全対策を講じてください。
台風通過後も、地盤の緩みに伴う土石流など、予測できない二次災害が発生する可能性もありますので注意してください。
【上陸前の備え】
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池・充電器等を準備するとともに、1~2週間分の飲料水・食料を確保・備蓄する。
(3)避難することも想定し、旅券、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。
(4)強風で飛ばされそうなものは、屋内に移す又は固定する。
(5)避難場所や避難コースを確認しておく。
(6)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。
(7)沿岸部や河川流域に居住・滞在の場合は高潮の発生にも注意し、あらかじめ安全な内陸部への避難を検討する。
【上陸以降の対応】
(8)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(9)外出を控える。
(10)現地当局からの避難勧告や指示に従う。また、避難後に管轄の日本大使館または総領事館へ連絡する。
(11)台風通過後も地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害にも十分注意する。
(12)被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意する。
(13)被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、各交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地を訪れる場合には、情報収集を行いつつ慎重に検討する。
《 参考 》
日本気象庁(台風情報): http://www.jma.go.jp/jp/typh/
中国気象局: http://www.cma.gov.cn/
中国中央気象台: http://www.nmc.cn/
3 万一災害に巻き込まれた場合は、現地の気象当局等が発表する警報等に従って安全確保に努めるとともに、日本の留守家族、総領事館まで連絡してください。
○在広州日本国総領事館○
(市外局番020)-8334-3009(代表)
(市外局番020)-8501-5005(代表)
ホームページ:http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/