2021.05.14
中国 安徽省における新規国内症例の発生
●5月14日現在、安徽省は、新型コロナウイルス感染症の国内症例が新たに3例確認された旨発表しました。
●安徽省は、5月14日より、六安市の金安区浙江東商貿易城と裕安区百川明庭小区、および合肥市肥西県上派鎮衛星社区金雲国際商住楼を「中」リスク地区に指定する旨発表しました。
●他省・市においては、「中」」「高」リスク地区からの来訪者に、隔離措置や核酸検査を求めるなどの規制が実施されている可能性があります。目的地の居民委員会や衛生管理委員会に問い合わせる等、最新情報の入手に努めてください。
●当館管轄地域内の各地でも新たな規制が行われる、あるいは諸政策が変更される可能性があります。常に最新情報の入手に努めてください。
●引き続き、中国当局の発表に留意するとともに、感染への警戒を怠らず、手洗い、人との安全な距離を保つ、密閉された空間や人が多く集まる公共の場所等でのマスク着用を徹底するなどし、感染予防に努めてください。
●「中」あるいは「高」リスク評価は、感染症発生状況により変動します。下記の中国国務院のプログラム(以下のリンク)等で確認するように努めてください。
http://app.www.gov.cn/govdata/gov/202003/25/456514/article.html
【発表本文(中国語)】
1 http://wjw.luan.gov.cn/zwzx/gsgg/4830370.html
2 https://mp.weixin.qq.com/s/HeOgP9gBr2DJzwwc1CpXqQ
【発表文仮訳(抜粋)】
1 5月13日早朝、六安市裕安区世立病院および六安市疾病管理センターの検査により、1名の患者がコロナウイルス感染症(普通型)と診断された。
これまでの調査によると、患者の女性(張氏、29歳)は、六安市裕安区市街区に居住しており、現地のフォトスタジオに勤めている。なお、同女性はこれまで安徽省を離れていないが、最近省外からの疑似陽性者の李氏と職場で密接な接触があった。感染経路については現在追跡中であり、関連状況は適宜公表される。
状況発生後、六安市はすでに緊急対応を開始しており、同市対策室は感染経路追跡、隔離、核酸検査、周辺消毒などを行っている。現在、濃厚接触者56人が特定・隔離され、その家族や親族など11人が核酸検査を完了したが、結果はすべて陰性であり、他の核酸検査が完了すれば速やかに結果が公表される。
2 合肥の今日午前の記者会見によると、5月13日午前11時ごろ、六安市裕安区が、新型コロナウイルス感染症陽性者である上記の女性(張氏)に関する接触者情報に基づき、省、市の指揮の下、肥西県が直ちに隔離、サンプリング、検査等の感染者調査を行ったところ、5月14日午前0時40分までに、合肥市肥西県は新型コロナウイルス感染症の陽性診断例2例を報告した。なお、2例とも合肥市定点病院に搬送され、現在病状は安定している。
症例1:女性(李氏、27歳)。同女性は、5月1日に大連から合肥まで空路で移動し、到着後、直接空港バスで六安市に向かった後、5月8日午後4時、六安市から高速鉄道(D3058便)を利用して合肥南駅に移動、その後さらにレンタカーで肥西県のホテルに移動した。同女性は、5月9日から13日まで同ホテルに宿泊したが、5月11日午後7時から午後8時30分までの間、同僚2人と他のホテルで食事をする以外は、ホテル内に留まっていた。5月13日午後6時頃、同女性は合肥市定点病院に移送され、現在隔離治療を受けている。
病例2:女性(呂氏、31歳)。病例1の女性の同僚。5月10日午前0時10分発のK1071便で、北京から空路で合肥に移動し、11日午前2時ごろ、同女性は症例1の女性と同じホテルの同じ部屋にチェックインした。5月11日から13日まで,二人とも同ホテルに滞在しており,その間5月11日午後7時から午後8時30分までの間、症例1の女性とともに他のホテルで食事をする以外は,ホテル内に留まっていた。13日午後に症例1の女性の濃厚接触者として核酸検査を行ったところ陽性であったため、同日午後10時頃、同女性は合肥市定点病院に移送され、現在隔離治療を受けている。
(連絡先)
○在上海日本国総領事館
(管轄地域:上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省)
住所:上海市万山路8号
電話:(市外局番021)-5257-4766(代表)
国外からは+86-21-5257-4766(代表)
FAX:(市外局番021)-6278-8988
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