2021.02.01
サウジアラビア リヤド州及び東部州における公共施設でのアプリ導入義務化について
●リヤド州及び東部州における公共施設でのアプリ導入義務化について
31日、当地各紙はリヤド州及び東部州において、公共の施設への入場にあたりTawakkalnaアプリ導入の確認を義務付ける等の感染拡大防止策が決定された旨報じています。なお、既にアシール州、ジャザーン州、北部国境州、カシーム州含む他州でも同様の決定がされており、今後各地に広がっていく可能性があります。
1 リヤド州(州政府発表)
31日、リヤド州政府はファイサル同州知事名にて、以下を発表した。
(1)州知事は、州内における新型コロナウイルス感染拡大防止のための全ての予防措置の遵守、感染予防プロトコールを遵守する重要性の周知・喚起の強化、州内の全ての新型コロナウイルス関連情報をフォローするためのオペレーションルーム開設の必要性を強調した。
(2)州知事は、先週のラビーア保健相と会談し、州内の新型コロナウイルス関連情報の報告を受けた後、関係各方面に対し、マスクの正しい着用、結婚式、葬儀、モスクでの礼拝、遺体埋葬の際の(社会的)距離、50名を超えない集会人数制限等の感染予防措置に対するあらゆる違反及び不遵守を摘発する必要性を強調した。
(3)州知事は、Tawakkalnaアプリ利用義務を遵守する必要性を強調し、リヤド州内の全ての政府機関及び市場のような人が集まる場所への入場には同アプリをインストールしていなければならないと強調した。
(4)州知事は関係各方面に対し、巡回を強化し予防措置遵守違反を摘発する必要性を強調した。
2 東部州(サウジ国営通信(SPA)記事)
(1)31日、東部州政府は、同州における新型コロナウイルス感染拡大防止のための予防措置の強化、国民及び住民によるTawakkalnaアプリのアクティベート(tafiil)を州政府、市役所、政府機関、全ての市場、ショッピングモール、商業施設への入場の際に義務付ける措置を開始した。また、決定の履行を確保するため、州政府内に関連機関による専門委員会を設置した。
(2)(州内の)関係当局に対し、衛生措置遵守違反の摘発に取り組むよう指示が出された。
(3)ショッピングモールや市場の全ての利用者によるアプリの利用及び巡回の強化による予防措置の適用状況の確認のため、相互補完的な計画が立てられた。
アプリは、以下サウジ保健省ホームページからダウンロード可能です。
・サウジ保健省新型コロナウイルス対策関連ホームページ(各種アプリの説明あり)
https://covid19awareness.sa/en/home-page
在サウジアラビア日本国大使館
TEL:011-488-1100
FAX:011-488-0189
E-mail:consular-sec@rd.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.ksa.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html