2020.05.01
台湾 「防疫新生活運動」の発表
1 4月30日,中央感染症指揮センターは衛生福利部疾病管制署のプレスリリースにおいて,台湾における新型コロナウイルスの流行が抑えられた状態にあることから,「防疫新生活運動」を推奨する旨を発表するとともに,5月1日からの連休においても個人の衛生習慣や社会的距離の維持を励行するよう呼びかけています。
指揮センターからの発表の内容は以下のとおりです。
(1)指揮センターは,国内の流行が落ち着いてきているのに伴い,市民が徐々に正常な生活に戻れるように「防疫新生活運動」を始動させる。市民に対して,個人での防疫措置(手洗い,社会的距離の維持が困難な場合や公共交通機関を利用する場合のマスクの着用)を維持しながら,安心して様々な屋外活動,たとえば屋外型の音楽会,芸術文化舞台やスポーツ大会に参加したり,或いはピクニック,運動,旅行等の心身の健康維持に有益な活動を行ってもらうことを期待する。このほか,外出してレストランや露天で食事を取る際は,適当な距離が取られ,仕切板があったり,セットメニューを提供するレストランで食事を楽しんでもらうことを期待する。上述の実施の詳細と開始時間は関係部門が集まり議論した後,近く公表する
予定である。
(2)労働節の連休が明日から始まる中,指揮センターは「COVID-19流行期間の市民休暇生活防疫の手引き」を発表し,市民が休暇を楽しめるのと同時に,手洗い,気管衛生,咳の際のマナー等,良好な個人衛生習慣を行い,外出時には室内1.5メートル,屋外1メートル以上の社会的距離を維持し,もしそれが難しい時はマスクを着用するように求める。自分や家族・友人の健康に留意し,発熱,呼吸器の症状が出た場合は,マスクを着用し,外出はせず,病院に行く際には公共交通機関を使用せずに感染リスクを低くすることに留意するように求める。
<4月30日付け衛生福利部疾病管制署プレスリリース>
https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/Y-jkL9pmVziAppZgUiON9w?typeid=9
つきましては,台湾在住・滞在中の邦人の皆様におかれては,上記台湾当局による発表の内容に留意しつつ,防疫措置をしっかりと執られるようお願いします。
2 中央感染症指揮センターは,手洗い・咳エチケットの励行,目・鼻・口を手で触らないこと,海外から帰台する際に発熱,咳等の症状がある場合,空港・港の検疫担当者に通知することを呼びかけるとともに,帰台後14日以内に疑わしい症状が現れた場合は,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(中国語・英語)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。
3 なお,衛生福利部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。
<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw
4 当協会と致しましては,台湾に在住・滞在されている邦人の皆様の状況を迅速に把握したいと考えており,邦人通報用専用電話を設置しております。つきましては,台湾において,万が一,ご家族・お知り合い等の邦人の方が新型コロナウイルスに感染した,あるいは感染の疑いで医療機関にて検査・隔離されているとの情報がありましたら,下記専用電話にご連絡下さい。
<感染・感染疑いに関わる邦人通報用専用電話>
(市外局番02)2713-6680
台湾域外からは(地域番号886)2-2713-6680
なお,上記専用電話は緊急の通報ダイヤルであることから,新型コロナウイルスに関する一般的なご質問,ご相談等については,従来通り,下記の代表電話番号にご連絡願います。
邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。
<一般的なご質問,ご相談等に関わる連絡先>
日本台湾交流協会台北事務所
住所:台北市松山区慶城街28号 通泰商業大樓
電話:(市外局番02)2713-8000
台湾域外からは(地域番号886)2-2713-8000
FAX:(市外局番02)2713-0975
台湾域外からは(地域番号886)2-2713-0975
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