2020.04.26
アルゼンチン 全国強制隔離措置を延長(~2020年5月10日)
●報道によれば,アルゼンチン国内では3780名(昨日から173名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最大))の累計感染者数,うち185名の累計死亡者数,1030名の累計治癒数が報告されています。
●当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)が5月10日まで延長されました。
●4月29日(水),イースタン航空によるブエノスアイレス発マイアミ行の特別便(2D888)が運航される予定です。ご帰国を希望される方は,同便の利用をご検討ください。詳細は,「4月29日(水)イースタン航空特別便(マイアミ行き)のご案内」https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100048726.pdf
をご参照ください。
●地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに当国政府に申請を行う必要がありますので,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班までお知らせください。
●短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,強制隔離およびそれに伴う国内移動制限の長期化,国際便の減少を念頭に,出国を希望する場合には各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。
1 報道によれば,アルゼンチン国内では3780名(昨日から173名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最大))の累計感染者数,うち185名の累計死亡者数,1030名の累計治癒数が報告されています。
2 強制隔離関連
(1) 強制隔離の延長
ア 25日夜,フェルナンデス大統領は,強制隔離を5月10日まで延長することを発表しました。詳細は,明日に発出される予定の必要緊急大統領令(DNU)で明らかになるようです。
イ 27日以降は,各州知事と調整の上で,地域の感染状況に応じて,人の移動を通常の50%程度まで戻す(現在は25%程度)等,制限を柔軟化するとしています。ただし,ブエノスアイレス市及びブエノスアイレス州といった,人口が50万人を超える都市等については,これまでと同様の厳しい制限が維持される見込みです。
ウ また,フェルナンデス大統領は,学校や娯楽活動等の再開については時期尚早であることや,60歳以上の高齢者等については引き続き制限を続けると表明しています。その一方で,一般国民の気晴らしを目的とする外出(ただし1時間以内で,自宅から500メートル圏内。子供の場合は,親の同伴が必要)を許可する旨述べています(なお,ブエノスアイレス市側からは,気晴らしを目的とする外出に否定的な意見も出ているようですので,同市在住の方は市役所の発表にご注意ください)。
(2)コンストゥシオン駅での初日の簡易検査の結果では陽性反応なし
24日,政府はコンスティトゥシオン駅において,中国から輸入した簡易検査キットを用いて,約400人を対象に簡易検査を実施し,検査の結果陽性反応は無かったと発表しました。数日中には,オンセ駅及びレティーロ駅でも簡易検査が実施予定であるとのことです。
3 地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項
地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために,車両(バスやレミ ース)で首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに申請を行う必要がありますので,ご帰国のために移動のご予定のある方は,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班 conbsas@bn.mofa.go.jp までお知らせください。細部は「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご参照ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf
4 強制隔離およびそれに伴う国内移動制限
の長期化が見込まれ,見通しも不透明であるとともに,国際航空会社の多くが減便をしている現状から,短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,マスクの着用, 手洗いやうがいの励行などの感染予防に努めるとともに,出国を希望する場合には,各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。(以上)
在アルゼンチン日本国大使館 <ar@mailmz.emb-japan.go.jp>