2020.03.04
チリ 初のコロナウイルス感染者が確認
1 3月3日午後,ピニェラ大統領はチリ国内初のコロナウイルス感染者が1名確認された旨の会見を行いました。
コロナウイルス陽性が確認されたのは33歳の男性。シンガポール,マレーシア,インドネシア,モルディヴへ渡航した後,スペイン・マドリッド経由で2月25日にチリに帰国。現在は,マウレ州タルカ市(サンティアゴ市から南方へ約250キロ)の病院に隔離された状況で入院。
2 チリ保健省は,3月2日,入国時におけるコロナウイルス感染にかかる申告措置や入国後の制限措置の開始について発表しました。保健省の発表に基づく,同措置の概要は以下のとおりです。
(1)3月2日からチリが最終目的地であるすべての入国者に対し過去30日間の渡航履歴と健康状態を申告する義務を課す。この申告義務は同行程であれば家族単位での申告も可能である。
(2)感染リスクが高い国・地域(日本,中国,韓国,シンガポール,イラン,イタリア)への渡航履歴のある者は空港内の検疫室に向かい,保健当局の面接と診断を受ける。感染リスクの低い地域からの渡航者には従来どおりの入国手続きが適用される。
(3)上記の国・地域から到着した人に対しては保健当局がフォローアップを行っており,症状がない場合でも,14日間の自宅待機を推奨する。
(4)感染の疑いが高いかあるいは関連症状がみられる者は医療機関に搬送され,検査サンプルが公立衛生研究所(ISP)に送付されて検査が行われる。
(5)申請を拒否する者,真実を述べない者には然るべき罰則が課せられる可能性がある。
3 最新の関連情報を報道や下記ホームページ等で収集し,感染予防に努めて下さい。
なお,万が一,医療機関等に隔離され,援護が必要な場合は在チリ大使館までご連絡ください。
<情報参考HP>
・チリ保健省
https://www.minsal.cl/
・厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
・当館ホームページ
https://www.cl.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
【問い合わせ先】
在チリ日本国大使館 領事部
住所:Ricardo Lyon 520, Providencia, Santiago, Chile
電話:(+56-2) 2232-1807
FAX:(+56-2) 2232-1812
メール:consuladojp@sg.mofa.go.jp
HP:https://www.cl.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html