2020.02.24
台湾 日本を含む地域からの入境者に対する自主健康管理措置の要請
2月24日,中央流行疫情指揮中心(中央感染症指揮センター)は,台湾衛生福利部疾病管制署のプレスリリースにおいて,日本を含む海外旅行感染症アドバイス第一級,第二級の国々から入境する旅客に対して,14日間の自主健康管理措置を求める旨のプレスリリースを発出したところ,仮訳は以下のとおりです。
<プレスリリース仮訳>
中央感染症指揮センターは本(24)日,目下COVID-19(武漢肺炎)の海外旅行感染症アドバイスで第一級(タイ,イタリア,イラン)及び第二級(シンガポール,日本)に指定している国々で感染確認事例が引き続き増えており,かつ市中及び院内感染が次々と報告されていることから,即日で海外旅行感染症アドバイスの第一級と第二級の国から入境する旅客に対して,入境後14日間,以下の自主健康管理措置を行うべきと発表した。
(1)手の清潔を維持し,常に手を洗う習慣を保つ。また出来る限り,目,鼻,口を手で直接触らないよう注意する。手が呼吸器からの分泌物に接触した際には,石けん及び清水で徹底的な揉み洗いをする。
(2)自主健康管理機期間は,毎日朝晩1回体温を測り,体温と一日の活動を詳細に記録する。
(3)何らの症状が出ていないのであれば,正常に生活することで良いが,公共の場所に出入りすることは出来る限り控え,外出時には全行程でサージカル・マスクの着用を厳格に遵守する。
(4)もし発熱や呼吸器官の症状,だるさなどが現れた場合には,サージカル・マスクをしっかりと着用して,速やかに医師の診察を受ける。診察時には,医師に対して,接触,旅行,居住などの記録と,仕事を通じて接触した範囲(中文:職業暴露)及び身近に類似の症状がある者の有無を主体的に申告する。
(5)発病期間中は家で休養し,サージカル・マスクを着用し外出は避ける。マスクに口や鼻からの分泌物が付着した場合には,即交換し,分泌物を内側に折りたたんでゴミ箱に捨てる。
(6)発病期間中に他人と会話する時には,サージカル・マスクを着用するほか,可能な限り1メートル以上の距離を保つ。
<2月24日付け衛生福利部疾病管制署プレスリリース(中国語)>
https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/MkZYxI-8Cj8Fob8VGjZszA?typeid=9
つきましては,台湾在住の邦人の皆様におかれても,上記プレスリリースをご参照の上,台湾当局による措置について十分にご注意下さい。
また,中央感染症指揮センターは,手洗い・咳エチケットの励行,目・鼻・口を手で触らないこと,海外から帰台する際に発熱,咳等の症状がある場合,空港・港の検疫担当者に通知することを呼びかけるとともに,帰台後14日以内に疑わしい症状が現れた場合は,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(中国語・英語)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。
なお,衛生福利部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。
<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw
当協会と致しましては,台湾に在住・滞在されている邦人の皆様の状況を迅速に把握したいと考えており,邦人通報用専用電話を設置しております。つきましては,台湾において,万が一,ご家族・お知り合い等の邦人の方が新型コロナウイルスに感染した,あるいは感染の疑いで医療機関にて検査・隔離されているとの情報がありましたら,下記専用電話にご連絡下さい。
<感染・感染疑いに関わる邦人通報用専用電話>
(市外局番02)2713-6680
台湾域外からは(地域番号886)2-2713-6680
なお,上記専用電話は緊急の通報ダイヤルであることから,新型コロナウイルスに関する一般的なご質問,ご相談等については,従来通り,下記の代表電話番号にご連絡願います。
邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。
<一般的なご質問,ご相談等に関わる連絡先>
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