2020.02.14
台湾 台湾政府による日本への感染症渡航情報の発表について
2月14日,中央流行疫情指揮中心(中央感染症指揮センター)は,台湾衛生福利部疾病管制署のプレスリリースにおいて,中国大陸の河南省と浙江省について流行地区のレベルを引き上げる旨,また,日本への感染症渡航情報について,第一級(三段階のうちの第一段階)の「注意」とし,日本滞在時における一般的予防措置の遵守を呼びかける旨発表しましたところ,ポイントは以下のとおりです。
●中央感染症指揮センターは本(14)日,中国大陸の河南省と浙江省においてCOVID-19の症例が千件を超え,現地では既にコミュニティ感染が容易にコンロトールできない状況が生じており,そのうち浙江省の症例は既に台湾における病例の転移源となっており,河南省では家庭内感染と無症状者からの感染が疑われる事例が見られることから,明(15)日から両省を一級流行地区とする旨を発表する。
●上述の両省のほか,湖北省と広東省は既に一級流行地区となっており,中国大陸のその他の都市(香港・マカオを含む)は二級流行地区となっている。
(注:流行地区として一級と二級があり,一級の方がより深刻な感染拡大状況とされる。)
●また,日本では最近,感染源不明の事案が陸続と発生しており,潜在的なコミュニティ感染の可能性があることから,即日で旅行疫情アドバイス(旅游疫情建議)を第一級の注意(Watch)とし,民衆に対して現地の一般的な予防措置を遵守するよう呼びかける。
<2月14日付け衛生福利部疾病管制署プレスリリース(中国語)>
https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/X2p9CYKPpCGtKoChJtfU5A?typeid=9
つきましては,台湾在住の邦人の皆様におかれても,上記プレスリリースをご参照の上,台湾当局による措置について十分にご注意下さい。
また,中央感染症指揮センターは,手洗い・咳エチケットの励行,目・鼻・口を手で触らないこと,海外から帰台する際に発熱,咳等の症状がある場合,空港・港の検疫担当者に通知することを呼びかけるとともに,帰台後14日以内に疑わしい症状が現れた場合は,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(中国語・英語)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。
なお,衛生福利部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。
<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw
邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。
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