2020.01.27
台湾 新型コロナウイルスに関する注意喚起(台湾における新たな感染症例(2例))
26日から27日にかけて,衛生福利部は,台湾において新たに2例の感染者を確認し,これにより累計感染症例が5例となった旨,当該感染者に関し,1名は50歳代の台湾北部の女性(1月13日から15日まで武漢に渡航歴あり),もう1名は50歳代の台湾中部の女性(昨(2019)年10月下旬に武漢へ渡り仕事をしていたが,本年1月20日に台湾へ戻った後,発熱等の症状が現れた)である旨発表しました。
27日には同部より,新型コロナウイルスについては,現在までに計402名の通報があったが,上記のとおり5名に確定診断がなされ(全員症状は安定しており,入院を継続),190名は感染しておらず,207名が隔離検査中(88例が一次検査で陰性,その他は検査待ち)であることが公表されています。
衛生福利部は,手洗いの励行・マスクの着用等の衛生対策の実施,市場や人混みに近付かない,野生動物との接触を避ける等の注意喚起を行っている他,海外から台湾に戻った後14日以内に発熱・咳等の疑わしい症状がある場合には,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(いずれも中国語・英語のみ)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,速やかに医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。
なお,同部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。
<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw
邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。
(以上)
公益財団法人日本台湾交流協会台北事務所 <taipei@mailmz.koryu.or.jp>