2019.11.15
中国国内での肺ペスト症例の発生について
○ 中国国内での肺ペスト症例の発生について,11月13日に中国疾病予防コントロールセンター,11月14日に北京市衛生健康委員会から事実関係とこれまでの対応について発表がありました。発表内容の概要は以下のとおりです。
(1)11月12日,内モンゴル自治区シリンゴル盟ソニド左旗の2名が肺ペストと診断された。救急車によって北京市に搬送され,現在,北京市朝陽区の専門医療機関において治療を受けている。
(2)北京市はペスト発生源ではなく,自然環境の中にはペスト菌は存在しない。北京市の医療衛生部門は各種の予防・対策措置を展開しており,今回の感染症例が更に拡散するリスクは極めて低い。
(3)市民は仕事,生活,通院について,特別な措置は不要であるが,各種感染症の予防には,手洗い,混雑なところを避ける,病院へ行く場合或いは発熱・咳等の症状がある場合は速やかにマスクを着用する等の良好な衛生習慣が有効である。
在中華人民共和国日本国大使館 <cn@mailmz.emb-japan.go.jp>