2019.01.06
チリ ITSによる新たな襲撃の予告
●昨4日サンティアゴで発生した爆発の主犯と名乗るグループが新たな襲撃を予告。
●昨日の爆発事件の容疑者捜索は現時点で継続中。
●テロの標的となりやすい場所(人が多く集まる場所等)を訪れる際には十分注意が必要。
1.ITSによる新たな襲撃の予告(事実関係)
(1)当地報道によりますと,昨4日サンティアゴ市内のバス停で爆弾を爆発させ,5人を負傷させたグループ「野生化する個人主義者たち(Individualists Tending toward the Wild, ITS)」が本日,地元メディアに書簡を送付し,新たな襲撃を予告した模様です。
(2)右書簡の中において同組織は,「企業幹部や政治家,学生,一般市民が襲撃の標的であり,(標的となっている)彼らは爆発を知ることとなるだろう」と述べ,また,「我々は既に遠いところで身を潜めており,次の襲撃を準備している」と警告しています。
(3)また別の報道で,同組織が自身のウェブサイトにおいて「チリにいる兄弟(仲間)達よ,遠くへ逃げろ!(”Hermanos de Chile: huyan lejos!”)」という内容の投稿を行っており,その中で「呪われた南の地(チリのことを思われる)での煙(爆発のことを思われる)が彼らの行く末を閉ざさんことを!(”Que la neblina de las tierras malditas del sur borren sus pasos!”)」といった発言をしています。
(4)現時点で本事案の容疑者捜索は継続中です。ピニェラ大統領は自身のTwitterにおいて徹底的に捜査を実施する旨述べています。
2.注意喚起
(1)上記のとおり同組織は一般市民も標的とした新たな襲撃の予告を行っており,それを裏付け,更に一般市民の恐怖心を煽るような発言を自身のウェブサイトにおいて行っております。
(2)つきましては邦人の皆様におかれましては引き続き外務省が発出する海外安全情報及び報道等により最新関連情報を入手していただくとともに,テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察関係施設,デパート,広場やモスク等宗教関連施設等不特定多数が集まる場所,特に同組織に関してはバスなどの公共交通機関等)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど,安全確保に十分注意を払ってください。
邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合には大使館に御一報ください。
【問い合わせ先】
在チリ日本国大使館 領事部
住所:Ricardo Lyon 520, Providencia, Santiago, Chile
電話:(+56-2) 2232-1807
FAX:(+56-2) 2232-1812
メール:contactoembajadajapon@sg.mofa.go.jp
HP:http://www.cl.emb-japan.go.jp/index_j.htm