2018.11.28
ウクライナにおける戒厳令の発出に伴う注意喚起
(ポイント)
●ロシアによるウクライナ海軍艦艇の拿捕事案を受け,11月28日の午前9時から30日間,ウクライナ国内の10州等(下段リンクの地図参照)に戒厳令が発出される見込みです。(戒厳令の開始日時は前後する可能性あり)
●引き続き最新情報の入手に努めるとともに,ロシア大使館・総領事館等の抗議活動が発生する可能性のある施設には近づかないようにしてください。
(本文)
1 11月26日,前日のロシアによるウクライナ海軍艦艇の拿捕事案に伴い,最高会議でウクライナにおける戒厳令の導入に関する大統領令が承認されました。
2 報道によれば,戒厳令は,ロシアから軍事攻撃がとられない限り適用されることはないとしており,期間は11月28日の午前9時から30日間(12月27日まで)で,対象地域は10州等(ヴィンニツァ州,ルハンスク州,ミコライウ州,オデッサ州,スーミ州,ハルキウ州,チェルニヒウ州,ドネツク州,ザポリッジャ州,へルソン州及びアゾフ・ケルチ海域の内水)とされています。(※発令を11月26日午後2時に遡及させて開始するとの報道もあり,公式発表の段階で日時が前後する可能性があります)
3 ウクライナに滞在中の在留邦人や旅行者の方,今後滞在を予定されている方は,ウクライナ政府の発表など最新情報の入手に努めるとともに,ロシア大使館・総領事館,ロシア資本の商業施設をターゲットとした抗議活動が発生していますので,このような施設には近づかないようにしてください。
戒厳令発出対象の地図(当地報道機関サイト)
https://www.unian.net/politics/10353600-v-kakih-oblastyah-ukrainy-vvoditsya-voennoe-polozhenie-karta.html