2017.11.21
コートジボワール西部における麻疹の流行
・コートジボワール西部、クイブリ地区を中心に麻疹(はしか)の流行が確認されています。アビジャン周囲での感染者報告は今のところありませんが、感染力が非常に強いウイルスによる感染症であるため、人混みにはできるだけ近づかないようにし、外出後は手洗いうがいを行って下さい。
麻疹の初期症状は、咳、鼻水、発熱で、発症から2~4日後に体幹から四肢に及ぶ発疹や口腔粘膜の荒れが出現します。
麻疹はワクチン接種によって予防可能で、感染しても症状は軽くなります。ワクチンの効果は15年程度で減弱するため、1990年生まれの方から定期接種が2回に変更になりました。1980年以前は麻疹の患者が日本でも多く見られたため、ワクチンの効果が自然免疫によって強化されていました。よって、1970年代~1980年代出生の方に流行が見られています。
麻疹は自然治癒しますが、肺炎、中耳炎等の合併症をきたすことがありますので、疑われた場合には医療機関を受診して下さい。当地の医療機関にて、麻疹ワクチン、または麻疹風疹おたふく風邪混合ワクチンの接種が可能です。
【問い合わせ先】
在コートジボワール日本国大使館
大使館代表 : (225)20 21 28 63
PCメール : consulat@aj.mofa.go.jp