2017.01.11
トルコ 非常事態宣言法に基づく集会・デモ行進等の禁止
【タイトル】
在トルコ日本大使館からのお知らせ(治安情報)
【本文】
アンカラ県庁は,本日1月10日から1ヶ月間,公共空間において行われるあらゆる集会・デモ行進,演技,発表及びその他の形態のデモについて,非常事態宣言法に定める権限に基づき禁止すると発表しました。これは,違法なテロ組織がアンカラ県においてテロを企図し,準備を進めていることが確認されたことが理由とされています。
トルコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在トルコ日本国大使館
1 本日1月10日,アンカラ県庁は,「アンカラ県庁に寄せられたインテリジェンスによると,違法なテロ組織がアンカラ県においてテロを企図しており,準備を進めうていることが確認された。特に,人々が集まる屋内外の場所における集会・デモ行進及び同様の活動に対してテロを行おうとしているものと予測される。このため,生命・財産の保護,公共秩序の保全,犯罪発生の予防,権利・自由の保護のためにアンカラ県内において,集会・デモ行進に関する法律に定める道路,広場,公園といった公共空間において行われるあらゆる集会・デモ行進,警察の任務・権限に関する法律に定める公共空間において行われる催し,演技,発表及びその他の形態のデモ,公共の場所において露店を開くことにつき,非常事態宣言法に定める権限に基づき,1ヶ月間禁止とする。」と発表しました。
2 アンカラ中心部は外務省海外安全ホームページの危険情報では「レベル1:十分注意してください」とされています。
3 このような具体的テロ情報が公にされたところ,邦人の皆様におかれましては,これまで以上に,最新の治安情報の入手に努め,イベント会場,デパート,市場等の不特定多数の人が集まる場所,公共交通機関,ホテルなどの宿泊施設,観光施設,政府・軍・警察関係施設,欧米関連施設等にはできるだけ近づかないようにするとともに,訪れる場合であっても,短時間で要件を済ませ,不審な状況を察知したら速やかにその場所を離れるなど安全確保に十分注意してください。