2016.12.19
韓国 鳥インフルエンザに対する注意喚起(警戒レベルの引き上げ)
在韓国日本国大使館領事部からのお知らせです。
鳥インフルエンザ(AI)が韓国全土で猛威を振るう中、農林畜産食品部は12月15日(木)、家畜防疫審議会を開き、AI危機段階を「警戒」から最高レベルの「深刻」に上方修正しました(発令は16日(金))。
同部が16日(金)にホームページで公開した報道資料によりますと、上方修正の根拠として、1.西海岸(京畿道、忠清道、全羅道)を中心に持続的に発生、2.京畿道安城市から忠清北道陰城郡間の水平感染を確認、3.渡り鳥の飛来増加と消毒条件の悪化、4.嶺南(慶尚道)地域の産卵鶏密集地域等で発生の可能性が持続していることを挙げております。
AI危機段階の上方修正に伴い、韓国保健福祉部疾病管理本部は16日(金)に発表した報道資料の中で、人体への感染阻止のため、15日(木)までに畜産業者等、合計6,779名に対する感染予防・モニタリング態勢を強化しているなどとしています。また同部は、野生鳥類やAIが発生した養鶏業者との接触の可能性が少ない一般国民への感染の可能性は「非常に低い」としながらも、
1 畜産農家および渡り鳥の渡来地訪問を自制して、発生地域訪問時消毒措置などに積極的に協力する
2 手を頻繁に洗い、手で目、鼻、口を触らない
3 呼吸器系の症状がある場合はマスクを使い、せき、くしゃみをする場合はティッシュで口と鼻を押さえる
4 AI発生国へ旅行する場合には畜産関係施設訪問を自制して不法畜産物の国内搬入を慎む
ことを呼びかけております。
在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、大使館からのお知らせ及び最新情報にご留意ください。
なお、最新の情報は、下記サイト(韓国サイト)より確認できます。
◯ 保健福祉部報道資料
http://www.mohw.go.kr/front_new/al/sal0301ls.jsp?PAR_MENU_ID=04&MENU_ID=0403