2016.12.10
中国 上海におけるぼったくり及びタクシーでの被害に関する注意喚起
在上海日本国総領事館からのお知らせ
ぼったくり及びタクシーでの被害に関する注意喚起
1.年末年始には,忘年会等により飲酒の機会が増える方も多いところ,飲酒後にぼったくり被害やタクシーでの被害に遭わないよう,以下の事項にご注意いただきますようお願いいたします。
2.これまでも当館よりぼったくり被害に関する注意喚起を発出しておりますが,年末が近づくにつれ出張者や旅行者を中心に被害が増加しております。
具体的には,飲酒後,宿泊しているホテル付近で客引き等から「マッサージ店を紹介する」などと声をかけられ,ついて行ったところ,精算時に数名の男が現れて,殴る蹴る等の暴行を受け,数万元(日本円にして数十万円)の料金を請求されたケースが複数発生しております。
邦人の皆様におかれましては,見知らぬ人や客引きには絶対についていかないで下さい。万一被害に遭った場合には,可能な限り場所を特定した上で,速やかに公安局に通報し,被害を届け出るようにしてください。
3.タクシーでの運賃支払時の被害について,(1)「カード読み取り機が壊れた」「この20元札は偽物だ」などと言って100元札を出させ,手元で偽札にすり替えて「これは偽札だ」と突き返す,(2)定期入れに入れた交通カードを「機械が読み取らない」と言って定期入れからカードを出させ,被害者の目を盗んで残額0元のカードにすり替える,などの手口による被害の相談が寄せられております。
皆様におかれましては,以下のような防犯対策によりタクシー内での被害に遭わないように気をつけていただくようお願いいたします。
○できるだけ小額紙幣での支払いを心がけ,100元札で運賃を支払う際には紙幣の下3桁の番号を覚えておく。
○交通カードはシールなどで自分なりの特徴を作る。
○犯罪被害や忘れ物をした際に備え,タクシー会社名を覚える,レシートを必ずもらうなどして車両を特定しやすくする。なお,万一被害に遭った場合には,公安局やタクシー会社に通報し,被害を届け出るようにしてください。