2016.11.13
トルコ ISIL機関誌、トルコへの攻撃呼びかけを掲載
イスタンブール総領事館からのお知らせ(治安情報)
【ISIL機関誌、トルコへの攻撃呼びかけを掲載】
1 報道によりますと、11月11日、ISILの公式機関誌「ル-ミ-ヤ(Rumiyah)」の最新号に、トルコへの攻撃を呼びかけるメッセージが掲載されました。この中でISILは、支持者に対し「どこで見つけようとも、十字軍市民を殺害することを忘れないよう」求めるとともに(注)、「AKP党員を殺害せよ」「エルドアンの支持者、支援者、彼の政党を支持する者を攻撃せよ」、とした上で、具体的に、トルコの警察、軍、裁判官を殺害対象として列挙しています。また、「彼(エルドアン)と同盟関係にある勢力」を標的にトルコの地で攻撃を実行するよう「カリフ国の兵士」に促しました。 (注:ISILは、過去に機関誌等で日本も十字軍の一員と見なしていると記載したことがあります。)
2 11月2日には、ISIL指導者バグダディが初めてトルコでの攻撃を呼びかける声明を出したとされ、翌3日には、ISIL関連メディアのナバ紙も、「トルコの治安部隊と、外国人」を攻撃するように呼びかけました。
3 邦人の皆様におかれては、引き続き、欧米人等の外国人が集まる場所や、上記に記載されているような政党施設等、軍警察施設、裁判所を含む場所や人が多く集まる場所にはできるだけ近づかないよう、お願いいたします。
4 なお、明日12日(日)は「イスタンブール・マラソン」が開催されます。上記の記事に加えて、開催当日はが、交通規制に伴う交通渋滞等も発生することも懸念されますので、コースとなっている地域やその周辺には、なるべく近づかないようお勧めいたします。