2016.10.18
トルコ 治安情報
在トルコ日本大使館からのお知らせ
2016年10月18日
【本文】
昨10月17日、アンカラ県庁は,11月30日までの間,公共空間において行われるあらゆる集会・デモ行進,演技,発表及びその他の形態のデモについて,非常事態宣言法に定める権限に基づき禁止すると発表しました。
これは,違法なテロ組織がアンカラ県においてテロを企図し,準備を進めていることが確認されたことが理由とされています。
このような具体的テロ情報が公にされたところ,これまで以上に,最新の治安情報の入手に努め,不特定多数の人が集まる場所を訪れる際には周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場所を離れるなど安全確保に十分注意してください。
トルコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在トルコ日本国大使館
1 昨10月17日、アンカラ県庁は,「アンカラ県庁に寄せられたインテリジェンスによると,違法なテロ組織がアンカラ県においてテロを企図しており,準備を進めうていることが確認された。特に,人々が集まる室内外の場所における集会・デモ行進及び同様の活動に対してテロを行おうとしているものと予測される。このため,生命・財産の保護,公共秩序の保全,犯罪発生の予防,権利・自由の保護のためにアンカラ県内において,集会・デモ行進に関する法律に定める道路,広場,公園といった公共空間において行われるあらゆる集会・デモ行進,警察の任務・権限に関する法律に定める公共空間において行われる催し,演技,発表及びその他の形態のデモにつき,非常事態宣言法に定める権限に基づき,2016年10月17日から11月30日までの間,禁止とする。」と発表しました。
2 アンカラ中心部は外務省海外安全ホームページの危険情報では「レベル1:十分注意してください」とされています。10月8日には,アンカラ県中心地から南方約30kmに位置するハイマナ郡の馬牧場において,警察による対テロ・オペレーション実施中,自動車爆弾テロの準備をしていたとみられる2人のテロリストが自爆しています。
3 このような具体的テロ情報が公にされたところ,これまで以上に,最新の治安情報の入手に努め,デパートや市場等不特定多数の人が集まる場所,公共交通機関,ホテルなどの宿泊施設,ビーチ等のリゾート施設,観光施設,政府・軍・警察関係施設,欧米関連施設等を訪れる際には周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場所を離れるなど安全確保に十分注意してください。