2016.08.27
ボリビア 鉱山協同組合連合によるデモ及び道路封鎖
在ボリビア日本国大使館
2016年8月27日
10日より,鉱山協同組合連合(FENCOMIN)により断続的に当国の主要な道路(ラパス県,オルロ県,コチャバンバ県,ポトシ県)の封鎖を行い,25日にはロドルフォ・イリャネス内務・警察次官が拉致・殺害される事件が発生しました。26日早朝に道路封鎖は解除されたとの情報もありますが,同地域周辺において再び抗議デモが発生する虞がありますので,引き続き御注意ください。
鉱山協同組合連合(FENCOMIN)は,鉱山労働組合を創設できるように政府が法改正を進めていること等に強く反発し,10日から断続的にダイナマイトを使用した抗議デモや主要な道路(ラパス県(ラパス~オルロ間の幹線道路,ラパス~コチャバンバ間の幹線道路),オルロ県,コチャバンバ県,ポトシ県)の封鎖を行っており,鉱山労働者と警察官に多数の死傷者が出ています。
8月25日(木)午前11時頃,ラパス県パンドゥロ地区(国道4号線沿い,ラパス市から南東方約150キロの地点)において,鉱山協同組合連合との会合に向かっていたロドルフォ・イリャネス内務・警察次官が乗車していた車両が鉱山労働者らに拉致され,その後,同次官の死亡が確認されました。
26日早朝に道路封鎖は解除されたとの情報もありますが,デモ及び道路封鎖が行われた地域周辺において,再び抗議デモが発生する虞がありますので,引き続き御注意ください。