2016.07.27
アラブ首長国連邦 入国・滞在査証制度の変更について
在アラブ首長国連邦日本国大使館からのお知らせ
2016年7月26日
本年初旬頃より、日本とUAEを頻繁に行き来している日本人の方より、30日以内の滞在であるにもかかわらず、UAE出国時に滞在許可日数を超えて滞在した(いわゆる、オーバーステイ)として、罰金を徴収された旨のご相談を頂くケースが散見されるようになりました。
そのような状況を受け、これまで当館ではUAEの出入国管理制度に変更が生じている可能性などについて当国外務省に事実関係の照会をするなど、情報収集に努めてきました結果、本年3月頃より、具体的には以下のような制度に変更されていることが確認されました。
1 日本人が、観光や就労を目的としない短期商用などを目的としてUAEを訪れた場合、入国時に空港において30日間有効の「数次査証」(有効期間内に複数回の入国が可能なビザ、いわゆる「マルチプル・ビザ」)が無料で発行される。
2 この数次査証が有効の間、UAEへの出入国を繰り返しても、新たな査証は発給されない。(したがって、滞在可能期間は、発給を受けている数次査証の有効期限内となる)
3 この制度は、アブダビ、ドバイを含め、UAE国内所在の全ての空港・港・国境の入国管理局で実施されている。
【具体例】
7月1日にUAEに入国する際に30日有効の査証の発給を受け、10日後に一時帰国し、7月11日にUAEへ再入国した場合。
●7月11日に再入国する際には、まだ7月1日に発行された査証の有効期間内であるため、新たな査証は発給されず、滞在可能となるのは(7月1日発行の査証の有効期限である)7月30日まで。
●8月1日以降(7月1日に発給を受けた査証の有効期間が満了した後)、UAEに再入国した場合には、新たに30日有効の査証が発行される。
【ご注意】
●本メールをお読み頂いているアブダビ在留の皆さまにおかれましては、業務関係者やご親族関係者などを短期でUAEに招聘される場合には、これら出入国管理制度の変更につきご留意の上、渡航者が許可日数を超えた滞在(いわゆるオーバーステイ)とみなされないよう注意をお願いします。
●これら出入国管理制度は、比較的頻繁に、且つ事前の通知等なく変更される可能性がありますのでご注意ください。(当館にて認知・確認した情報ついては、また本メール等を通じてご案内いたします。)。