2016.07.16
トルコにおける軍部による蜂起(注意喚起その2)
外務省海外安全ホームページより
2016年7月16日
1 日本時間(以下同)7月16日午前4時頃,トルコで軍の一部勢力が戦車等を持ち出し,蜂起行動を起こしました。アンカラ市内では軍部司令部が集中する地域で戦闘機が低空飛行,参謀本部周辺でも戦車等が展開されています。また,イスタンブールにおいては,アジア側とヨーロッパ側をつなぐ二つの橋の片側(アジア側からヨーロッパ側)が軍警察の戦車によって封鎖され,アタテュルク国際空港におけるフライトの発着が全てストップしているとの情報もあります。
2 7時40分頃の報道によれば,エルドアン大統領は記者会見を行い,「今般の蜂起はトルコ軍の少数派が行ったものである,全国民に対して空港,広場,通りに出てくることを期待する」と発言しました。これを受け,アンカラ市内に市民が多数出ている模様です。
3 つきましては,トルコに現在滞在中の方は現状にかんがみトルコに対する海外安全情報に留意し,報道等により状況の推移を注視し,外出は見合わせてください。また,現在の状況下ではトルコへの渡航は極力止めてください。
さらに,情勢の不安定化に伴い,テロ発生の可能性もありますので,滞在中の方は,当面の間テロの標的となりやすい場所(欧米関連施設,デパートや市場,観光施設,公共交通機関,政府施設,デモ発生箇所など不特定多数が集まる場所)には十分な注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してください。
トルコにおける軍部による蜂起(注意喚起その2)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2016C190