2016.06.29
バーレーン 治安情報
2016年6月28日
在バーレーン日本国大使館
報道によると、本日、反政府系政治団体「ウィファーク」の解散を審理する裁判が行われ、次回公判は7月4日に実施されることが報じられています。
シーア派各地での抗議活動が、今後も続くことが見込まれますので、在留邦人の皆様におかれましては、これまで同様、昼夜を問わずシーア派地区には立ち入らないでください。
また、ここ数年来発生している爆発物使用のテロ事件は、警戒中の警察官を狙ったものです。警戒中の警察官及び車両には、近付かないでください。
ラマダン期間に入ってから、バーレーン治安当局は、ウィファークの活動停止処分、シーア派聖職者・団体等に対する当局の捜索及び人権団体指導者の逮捕等、反政府的な活動を行っている団体・指導者に対する取締りを強力に進めていることから、これに反発するデモ等の抗議活動がシーア派各地区で行われています。
1.ディラーズ(Diraz 地図3)地区周辺
シーア派聖職者「イーサ・カーシム師」が国籍剥奪された件に関し、ディラーズ地区では、連日、夕方から深夜にかけて、数百~数千人規模の抗議活動が行われており、本日以降も同地区での抗議活動が呼びかけられています。
なお同地区における抗議活動では、これまで治安部隊との大きな衝突は発生していませんが、同地区には決して近付かないでください。
また同地区周辺の道路(ブダイヤハイウェイ含む)は、夕方以降、治安部隊により厳しく規制されていますので、渋滞及び検問にご注意ください。
2.他のシーア派地区
シトラ地区(Sitra 地図36)のシーア派居住区では、ほぼ毎晩、投石・火炎瓶の投てきを含む抗議活動が行われており、これに対し警察も催涙弾を使用しているという状況ですので、決して立ち入らないでください。またアブ・サイビ(Abu Saybi 地図11)、ヌウェイドラート(Nuwaidrat地図33)や、他の一部シーア派地区においても、夜間帯に同様の衝突が発生している模様です。
シーア派地区(古い建物に落書きがある、黒い旗が掲げられている等の特徴があります。全国各地に点在しておりますが、これらの特徴により見分けることができます。)では、一時的に道路が封鎖されるおそれがあるほか、交通渋滞の発生や参集者と治安部隊との間で衝突等(タイヤ放火や火炎瓶・投石等)が起こっています。
デモ隊や群衆に遭遇した場合、爆発音を聞いた場合或いは不審者や不審物、不審車両を発見した場合などは、すぐにその場から離れるなど、不測の事態に巻き込まれないよう、安全対策にご留意ください。
本情報に出てくる地区の場所は、【MAP:バーレーン王国】をご参照ください。
http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/MAP_%20Demonstration%20Notices.pdf
<在バーレーン日本国大使館 領事部>
メールアドレス: nippon@bh.mofa.go.jp当館公式サイト(日本語) http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/japanMain.htm
電話:+973 1771 6565
FAX :+973 1771 5059
休館日はこちら http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/aboutUs3.htm