2025.04.18
キューバ|ツーリストカードを廃止し電子ビザ(e-VISA)制度へ完全移行(7/1~)
2025年7月1日より、キューバはツーリストカード(Tarjeta del Turista)の使用を完全に終了し、すべての旅行者に対して事前に電子ビザ(e-VISA)取得を義務付けることを正式に発表しました。
これにより上記以降は有効な電子ビザ(e-VISA)を持つ旅行者のみがキューバに入国可能となり、長年にわたりキューバへの入国手段として使用されてきた「ツーリストカード」は、2025年6月30日をもって完全に廃止され、以降はe-VISA制度へと一本化されます。
すでに2024年7月以降 e-VISA システムは稼働しており、90日以内の観光目的での渡航に際して e-VISA申請・取得は可能です。
今回の措置によりビザ申請手続きの一元化・簡素化が進められ、e-VISA申請方式への完全以降の最終段階となります。
- 有効期限が入国時6か月以上あるパスポート
- 電子ビザ(e-VISA)
- 「D’Viajeros(入国審査、検疫、税関申告データ)」の登録完了画面(QRコード付き)
- 医療費を含む旅行保険の加入証明書
- 復路または第三国への航空券(出国を証明する書類)
「eVisaCuba」オンラインポータルでの申請が必要に
キューバ観光省の発表によると、eVisaCubaプラットフォームでは、インターネットに接続できる任意のデバイスからビザ申請を開始することができ、手続きにおける煩雑な書類提出が不要になります。
ただし、現在このプラットフォームではオンライン決済に対応していません。
各国のキューバ領事館が独自に申請受付 及び 支払いを管理しており、支払い方法は国ごとに異なる場合があります。
※「日本」から「在日キューバ共和国大使館」経由での申請の場合、決済方法は「銀行振込のみ」となっています。
カナダ国籍の旅行者:航空券にe-VISAが含まれる特例があります
2025年7月1日以降、すべての旅行者にe-VISA取得が義務付けられますが、カナダ国籍の旅行者には特例措置があります。
キューバ観光省によると、カナダ発の直行便でキューバへ渡航するカナダ市民に限り、e-VISAは航空券に自動的に含まれるため、別途申請する必要はありません(カナダの航空会社との現行合意による)。 ただし、第三国での乗り継ぎが発生する場合は、カナダ国籍でも別途e-VISAの申請が必要になりますのでご注意ください。
「D’Viajeros」事前登録フォームは引き続き必要です
キューバ入国には、e-VISAに加え、引き続き「D’Viajeros」オンラインフォームの事前提出も義務となっています。
(カナダ国籍の旅行者にも適用されます)
https://dviajeros.mitrans.gob.cu
在キューバ日本国大使館|キューバ入国時のD'VIAJEROSの入力及び提示の義務化について
フォーム提出期限:入国の7日前以内
記入内容:健康情報、税関申告、入国情報など
この記事は、キューバ共和国観光省(MINTUR)および公式eVisaCubaサイトの発表に基づいています。
なお上記内容は予告なく変更となる場合があり、将来に渡ってその内容を保証するものではありません。