2025.02.28
ブラジル|リオのカーニバルに関する注意喚起
多くの人出が予想されるカーニバル開催期間中(2月28日(金)~ 3月8日(土))は、強盗などの街頭犯罪が増加し、例年邦人被害も多く発生しています。犯罪に巻き込まれることのないように十分ご注意下さい。
カーニバル会場はセントロ地区にあり、その周辺には複数の麻薬密売組織が活動するファベーラ(スラム街)が点在しています。カーニバルは夜間から未明に開催され、更に危険度が増しています。人通りの少ない場所には決して立ち入らないように注意してください。
会場周辺及び会場内において、毎年、スリや置き引き等の盗難事件が多発しています。所持品から決して目を離さないようにしてください。一緒に踊るような素振りをしながら、体を密着してくるような人物には特に注意が必要です。共犯者がポケットからスマートフォンや財布を抜き取る手口の窃盗が多く発生しています。
昨年のカーニバル期間中は、セントロ地区を歩いている時に少年の集団から暴行を受け、所持品を全て強奪されるという邦人被害が多く発生しました。移動には、短い距離であってもタクシーを使うことを強くお勧めします。また、外出時の携行品は必要最小限とするよう心がけてください。
例年、カーニバル時期になると、ホテルが集中する海岸地区のコパカバーナ地区やイパネマ地区等において、アハスタオンと呼ばれる集団強盗事件が発生しています。この犯罪は、少年の集団が付近の通行人や観光客から金品等を強奪する犯罪です。人が多くいる場所であっても常に周囲の状況に注意してください。
ラパ地区やセントロ地区へ向かうバス車内での強盗事件も多く発生しています。乗車時にバス車内に不審者はいなくとも、途中から乗車してきた少年の集団から暴行を受け所持品を強奪される邦人被害も複数報告されています。移動には比較的安全なタクシーなどを利用することを強く勧めます。
強盗の被害に遭った場合、決して抵抗しないでください。当地犯罪者の凶器(拳銃、ナイフ等)所持率は非常に高く、少年であっても凶器を所持していることが多々あります。抵抗したために、発砲されたり、刺されたりする被害が発生しています。素直に相手の要求に従ってください。
犯罪の発生に備え、リオ州文民警察は、カーニバル会場周辺(Setor11付近)に臨時警察署を設置し、被害の届け出に対応しています。外国人被害に対応するレブロン地区のDEAT(観光警察署)も体制を強化しており、英語での届出も可能です。
DEAT(観光警察署)
住所:Av. Afranio de Melo Franco, 159, Leblon
電話:(21)2334-6802/2334-6807/2332-2893/2332-2887
【問い合わせ先】
在リオデジャネイロ日本国総領事館
Praia do Flamengo, 200-10andar, Rio de Janeiro, RJ, Brasil 22210-901
電話: (55-21) 3461-9595
領事班メールアドレス: consular@ri.mofa.go.jp
総領事館HP: https://www.rio.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html