2021.11.22
エチオピア情勢に関する注意喚起(ティグライ人民解放戦線(TPLF)の南下)
【ポイント】
●報道によると11月21日TPLFの同盟勢力は、シェワ・ロビット(首都から230km)を制圧し、また、別方面からアレムケテマ(首都から220km)に向かい前進していると発表しました。
●商用便が運航されているうちに、早急に出国することを強くお勧めします。
【本文】
1 エチオピア国防軍との間で武力衝突しているTPLFが10月末に交通の要衝であるアムハラ州デセ及びコンボルチャを奪取し、11月2日、エチオピア政府は国内全域を対象とした非常事態宣言を発令しました。
2 その後、TPLFは首都に向かい南下を続け、11月21日、TPLFの同盟勢力は、首都アディスアベバから230kmの町シェワ・ロビット(Shewa Robit)を制圧し、別方面から、首都から220kmの町アレムケテマ(Alem Ketema)に向かい前進中と発表しました。
3 つきましては、エチオピアへの渡航はどのような目的であれ止めてください。在留邦人の皆様に対しては、首都アディスアベバにおいて情勢が流動化し出国が困難となる、または、商用便の運航が停止して出国が困難となる可能性があることを念頭に、早急に出国することを強くお勧めします。
4 11月4日、日本政府は、首都アディスアベバを含むエチオピア全域を危険レベル3(渡航中止勧告)以上に引き上げました。危険レベル4の地域に滞在中の方は直ちに退避してください。どうしても外出が必要な場合、必ず身分証明書を携行し、異常があれば大使館に連絡ください。現地当局の発表や報道等により最新の情報入手に努めるとともに、軍や警察等の政府関連施設には近づかず、安全の確保に努めてください。
在エチオピア日本国大使館は、緊急事態発生の場合、「在留届」、「帰国届」のデータを元に連絡します。在留邦人の方は、変更等あらば、必ず大使館に連絡ください。どうしても、旅行や出張する場合は、エチオピアの最新の安全情報や、緊急時に在エチオピア日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、必ず外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html )
なお、エチオピアでは緊急事態の際、全てのインターネットが遮断される可能性があります。連絡のとれる携帯・固定電話番号は必ず記載ください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
○在エチオピア日本国大使館
(所在地)Bole Sub-City Woreda6,House No.431,Addis Ababa,Ethiopia
(P.O.BOX 5650)
電話:(市外局番11)667-1166
(国外からは251-11)667-1166
FAX:(市外局番11)667-1177
(国外からは251-11)667-1177
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