2021.11.03
バーレーン WHOないしバーレーンが承認する全てのワクチンのQRコード付き接種証明書を承認(2021年10月31日~)
○ 10月29日、運輸・通信省民間航空局は、バーレーン国際空港における入国手続の改定を発表。
○ 10月31日、新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースは、新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒レベルの判断基準の改定を発表。
○ 11月1日、国立保健規制委員会(NHRA)は、5歳から11歳の子供に対するファイザー・ビオンテック製ワクチン投与を緊急承認。
1 水際措置の改定(10月29日)
10月29日、運輸・通信省民間航空局は、新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースの提言及び政府執行委員会による承認を受け、バーレーン国際空港における入国手続の改定を発表した。右改定により、10月31日より、バーレーンは、WHO乃至同国が承認する全てのワクチンのQRコード付き接種証明書を受け入れることとなった。
2 新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒レベルの判断基準改定
(1)10月31日、新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースは、新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒レベルの判断基準の改定を発表した。10月31日より、警戒レベルは、以下の集中治療を要する陽性症例数(重症患者数)の移動平均に従って変化する。なお、警戒レベルが引き上げられる場合、現下の警戒レベルが少なくとも1週間は維持される一方、警戒レベルが引き上げられる場合、引き上げは可及的速やかに有効となる。
ア 緑:14日間に亘り重症患者数の移動平均が50以下
イ 黄:7日間に亘り重症患者数の移動平均が51~100
ウ オレンジ:4日間に亘り重症患者数の移動平均が101~200
エ 赤:3日間に亘り重症患者数の移動平均が201以上
(2)また、同タスクフォースは、今次改定をもって、ワクチン未接種者が屋内施設に入る際の体温検査及び個人情報の登録は必須ではなくなるとした一方、マスク着用及び消毒の必要性を再確認するとともに、事前予約や電子決済を奨励した。
3 5歳から11歳の子供に対するファイザー・ビオンテック製ワクチン投与の緊急承認
11月1日、国立保健規制委員会(NHRA)は、5歳から11歳の子供に対するファイザー・ビオンテック製ワクチン投与を緊急承認した。また、NRHAは、5歳から11歳の年齢層に対するワクチン投与は90.7%の有効性を示しており、また、同年齢層のワクチン接種済みの子供3100人のうち重篤な副反応を示した者はいない旨発表した。(当館注:シノファーム製ワクチンに関しては、新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースが、8月17日に3歳から11歳の子供のうち、呼吸器疾患、心疾患、糖尿病、がん、ダウン症、先天性異常及び肥満といった免疫力の低下を伴う病気に罹患している者に対するワクチン接種を承認していていたが、10月27日に対象を拡大し、全ての3歳から11歳の子供が接種資格を有するとした。)
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