2024.12.01
カナダ|渡航情報・旅行の準備ガイド(必要な渡航書類、ビザ・eTA申請、航空券手配、入国・検疫等の手順)
カナダへの渡航に必要な手続きの手順
カナダへの渡航に際して必要となる書類・手続やビザ・ETA申請、航空券手配、入国手順等の情報をまとめました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
日本国籍の方のカナダ渡航について
入国制限撤廃に伴い、コロナ以前の入国条件が適用となります。
日本国籍の方のカナダ入国に際しては、有効な渡航書類 及び 電子渡航認証(eTA)または 査証 をご用意下さい。
※ 日本国籍以外の方につきましては、カナダ政府公式ウェブサイト 等にてご確認下さい
カナダの入国制限(新型コロナウイルス関連)
2022年10月1日、カナダ政府により新型コロナウイルスに関わる全ての入国制限が解除されました。
カナダ政府ウェブサイト(Government of Canada)|COVID-19: Travel, testing, quarantine and borders
カナダにおける日本国籍の方の無査証滞在について
日本からカナダへの入国条件は、新型コロナウイルス発生以前の状態に戻りました。
日本国籍の方は、短期商用・観光目的であれば 電子渡航認証(eTA)の申請・認証取得により、査証免除での渡航が可能です。
18歳未満の渡航者の入国
カナダに入国する 18歳未満 の方は未成年者として扱われ、カナダ移民・難民保護法により保護の対象となります。
未成年者が適切な書類(渡航同意書等)を所持せずにカナダに入国しようとしたり、両親や法定後見人以外の大人と渡航する場合は、より入国に対して審査が厳しくチェックされますのでご注意下さい。
カナダ政府公式ウェブサイト(Government of Canada)|Minor children travelling to Canada
渡航同意書について(Consent Letter)
英語 または フランス語での記載が必要となります。
渡航同意書の内容・形式について特定の形式はありません(書式自由)が、カナダ政府ウェブサイトにサンプルフォームがございますのでご参照下さい。
カナダ政府公式ウェブサイト(Government of Canada)|Consent letter for children travelling outside Canada
未成年者が留学目的で入国する場合について
就学許可証(Study Permit)の取得が必要となります。
必要条件や必要書類については、下記カナダ政府公式ウェブサイトよりご確認下さい。
カナダ政府公式ウェブサイト(Government of Canada)|Study in Canada as minor
❶ 渡航書類の準備・電子渡航認証(eTA)または カナダビザの申請
2022年10月1日より、これまでカナダへの渡航者に適用されていた新型コロナウイルスに関する水際措置は撤廃されました。
日本国籍の方のカナダ入国に際しては、有効な渡航書類 及び 電子渡航認証(eTA)または 査証 をご用意下さい。
電子渡航認証(eTA)について
電子渡航認証(eTA:Electronic Travel Authorization)は、2016年3月にカナダ政府により導入された入国管理制度です。
日本を含む、カナダ入国査証を免除されている国籍の方が、カナダ入国に際して 6か月以内の滞在を予定する場合 は、渡航前に電子渡航認証(eTA)の申請・取得が必要となります。
入国査証免除対象国・地域(eTA対象)につきましては、カナダ政府公式ウェブサイトにてご確認下さい。
カナダ政府公式ウェブサイト(Government of Canada)|電子渡航認証(eTA)の概要
実際に入国可能な滞在日数は入国審査官の判断により決定されます
入国審査官により許可された滞在日数を超える滞在を希望する場合は、オンライン上で滞在許可が切れる前に 滞在延長手続き を行い、
要件を満たせば滞在延長が許可される場合があります
(カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)|Extend your stay in Canada: About the document)
電子渡航認証(eTA)の拡大資格
査証免除されていない国籍の方のカナダ渡航に際しては、原則として査証取得が必要です。
ただし査証を必要する国籍の方でも、移民及び難民保護規則(IRPR)に基づき、以下の3つの要件を全て満たしている場合は、電子渡航認証(eTA)を申請し認証取得した上で渡航可能となります。
カナダ政府ウェブサイト(Justice Law Website)|Immigration and Refugee Protection Regulations (Section-7.01)
電子渡航認証(eTA)についてのよくある質問
いつeTAの申請を行えばよいですか?
カナダ行きの航空機搭乗手続きの際に eTAが認証済み である必要があります。
カナダ渡航前であればいつでも申請は可能ですが、出発間際での申請の場合、航空機搭乗前に渡航認証を取得できないリスクがありますので、余裕を持ってご申請ください。
家族全員のeTAをまとめて行うことはできますか?
いいえ。一度に申請できるのは一人のみとなります。
三人家族の場合は、各自がそれぞれ個別に申請し、それぞれ別々に支払いを行う必要があります。
申請内容(メールアドレスやパスポート番号)を間違えてしまった場合はどうすればよいですか?
正しい情報での再申請が必要となります。
なお、メールアドレスやパスポート番号以外の情報等を間違えて入力してしまった場合は、カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)にお問い合わせ下さい。
eTAの申請がすぐに承認されない場合はどうすればよいですか?
ほとんどの eTA は数分で認証されますが、処理に数日を要する場合があります。
申請後72時間以内に申請番号が記載された確認メールが届かない場合は、カナダ移民・難民・市民権省の Webフォーム に記入しお問い合わせ下さい。
渡航認証を印刷したもの または デジタルコピーは必要ですか?
いいえ。eTAはパスポートに電子的にリンクされていますので、パスポートをお持ち下さい。
カナダ査証申請について
査証免除で認められている渡航目的や6か月を超える渡航を予定している場合は、事前に渡航目的に応じた査証取得が必要です。
渡航目的や国籍・居住地によって必要な査証や手続きが異なります。
詳しくはカナダ移民・難民・市民権省(IRCC)または カナダビザ申請センター(VFS Global)にお問い合わせ下さい。
カナダ政府公式ウェブサイト(Government of Canada)|Visit Canada
❷ カナダ行き航空券の手配
各種情勢により航空会社の運行計画・路線運行に影響が出る恐れがございます。
また各航空会社ともに時刻表掲載のスケジュール 及び 機種・機材については、予告無しに変更されることがございます。
下記バナー(各航空会社の運行状況)より、日本-カナダ間のフライト運行状況についてご案内しております。
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
❹ カナダ入国手続 及び 滞在について
入国後の隔離措置 及び 検査義務はございません。
空港到着後、案内に従い入国審査場にお進みください。
入国審査【Passport Control】
降機後に案内表示に従い、入国審査場へお進み下さい。
入国手続きは、キオスク端末 または eGate を利用して行い、パスポート情報のスキャン、顔写真撮影、税関申告を実施します。
カナダ国境サービス庁(CBSA)|Declare your travel information at an airport kiosk or eGate
バンクーバー国際空港(YVR)到着時の入国手続き
国際線ターミナルに到着します。
PIK端末にてパスポート顔写真ページのスキャン、顔写真の撮影、税関申告を行い、印刷されたレシートを持って入国審査にお進み下さい。
バンクーバー国際空港(Vancouver International Airport)|Terminal Maps
税関申告書について(E-311 - Declaration Card)
空港到着時にキオスク端末を利用しない または 使用できない場合は、紙での税関申告書(Declaration Card)の提出が必要です。
※ 1枚のカードに同一住所に住む最大4人までの申告が可能です
※ キオスク端末を利用して個人情報登録を利用した場合は、紙での税関申告書の記入・提出は不要です
(端末での入力時に税関申告内容の登録がございます)
キオスク端末・eGateでの個人情報登録(Primary Inspection Kiosks)
2017年よりバンクーバー国際空港をはじめとする、カナダ国内主要空港における入国手続きは、空港内に設置された キオスク端末(PIK: Primary Inspection Kiosk)を利用します。
(トロント国際空港(ターミナル1)には、同様の機能を持つ eGate が設置されています)
キオスク端末から発行されたレシートを持って係官のいるカウンターへ進み、レシートをパスポートと一緒に提示します。
係官が必要に応じて渡航目的・滞在期間等を質問しますので、英語でお答えください。
カナダ国境サービス庁(CBSA)|Declare your travel information at primary inspection kiosk or eGate
キオスク端末 及び eGate が設置されている空港では、税関申告も同端末やeGateで行うため
紙での税関申告書(Declaration Card)への記入・提出は 不要 です
カナダ または 米国市民・永住者で NEXUSプログラム に登録している場合は
NEXUSセルフサービスキオスク端末での入国手続きが可能です
キオスク端末の入力項目の事前登録(Advance CBSA Declaration)
到着時にキオスク端末で入力する個人情報を、ArriveCANアプリを通じて 事前に登録 することで、空港での手続き時間が最大30%短縮できます。
事前登録対応可能な空港は以下となります。
登録方法等につきましては、下記ウェブサイト等にてご確認下さい。
※ 入力項目の事前登録を行っても、到着時のキオスク端末操作は必要です。
カナダ国境サービス庁(CBSA)|Advance Declaration: Save time when making your customs and immigration declaration
税関申告【Customs】
手荷物受取所で荷物引取後に出口(EXIT)へお進み下さい。
出口付近にいる係員に呼び止められた際は指示に従って下さい。
免税範囲を超過する物品や検疫対象となる物品、制限額を超える現金等をお持ちの方は、税関検査場で検査等を受けることになります。
カナダ国境サービス庁(CBSA)|Crossing the border into Canada
カナダ入国に際しての税関・動植物検疫の注意事項
カナダへの持ち込みが禁止・規制されている品物
カナダへの持ち込みが禁止 または 規制されている物品があります。
また、持込の数量に制限があるものや、持ち込む際に診断書の提出や事前の許可申請を求められるものがあります。
通常の肉類・肉製品・乳製品、青果・ナッツ類などの農水産物や、通常の昆虫・鳥類、花・樹木、種子などの動植物・同製品、並びにサンプル商品・器材など商業目的物品の一部には、規制・制限がかかる場合があります。
カナダへの現金や有価証券の持ち込み/持ち出し規制
合計で1万カナダドル相当額以上の現金、小切手等を含む有価証券を持ち込む・持ち出す場合は、申告が必要です。
この金額には、以下の金融資産が含まれます。
・株式
・債券
・トラベラーズチェック
・小切手、為替、銀行為替手形(受取人が記載されているものや、裏書の有無に関わらず)
カナダ国境サービス庁(CBSA)|Travelling with CAD$10,000 or more? Sending it by mail or courier? Declare it
申告するものが無い方(免税範囲内の携帯品しか持たない入国者)
短期渡航者(カナダ非居住者)は、以下の物品等について免税の範囲となります。
なお、免税範囲の60カナダドルを超える物品を持ち込んで課税される場合、カナダに入国したその州の関係法令が適用となります。
持ち込みが禁止されている物品や、より詳しい情報につきましてはカナダ国境サービス庁(CBSA)ウェブサイト等にてご確認下さい。
カナダ国境サービス庁(CBSA)|Travellers - Bring Goods Across the Border
❺ カナダでの国際線乗り継ぎについて
準備中
❻ 日本入国・帰国時の手順
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。