2020.08.06
アメリカ VA州の接触追跡アプリ導入
本日(8月5日)、ノーザムVA州知事は、記者会見において、新型コロナウイルス接触追跡アプリ「コビットワイズ(COVIDWISE)」の導入を発表しました。主な内容は以下のとおりです。
(記者会見での説明概要)
●バージニア州は、全米で初めて、アップル・グーグルが共同開発したブルートゥース機能を用いた新型コロナウイルス接触追跡アプリをリリースした。このアプリでは、利用者が陽性者と接触していたことが判明した場合に、その旨の通知を受けることができる。また、このアプリでは、GPSや個人情報ではなく、ブルートゥースを用いるので、利用者の位置情報や個人情報をトレースしたり保存したりすることはない。
●陽性者は、その症状が現れる前にウイルスを広めてしまうことが知られているが、このアプリは、ウイルスを広める前に新規感染を捕捉することを助けてくれる。また、陽性者に接触した可能性があることを知ることで、自己隔離を有効に実施することもできる。
●いずれも任意であるが、あなた自身や隣人、コミュニティを守るために、[1]このアプリをダウンロードすること、[2]陽性者に接触したことについての通知機能を有効にすること、[3]利用者自身が陽性になった場合にその情報をアプリに提供することを勧める。
(その他、アプリの仕様等)
●コビットワイズは、App Store又はGoogle Playからダウンロードすることができる(本日から)。
●陽性者との接触有無を確認する仕組みは次のとおり。
(1)「コビットワイズ」は、10分から20分ごとに匿名のトークン信号を生成。
(2)「コビットワイズ」がインストールされたiOSまたはAndroidのデバイス(スマートフォン)同士が15分以上密接した場合、それぞれのトークンを自動的に交換。
(3)検査で陽性と判明した利用者が、州保健局から付与される固有コードをアプリに入力すると、同利用者側がこれまでに生成したトークンに陽性情報を紐づけ。
(4)「コビットワイズ」は毎日自動的に陽性情報と紐づけられたトークンのリストをダウンロードし、自らが過去14日間に受け取ったトークンと照合しており、これにより、陽性者との接触有無を確認。
(5)陽性情報と紐づけられたトークンが自らのデバイスにある場合、新型コロナウイルスに曝露した可能性がある旨の通知がなされる(この通知には、当該曝露からの日数や、その後にとるべき対応等についての情報も含まれる)。
●利用者が通知を受けるか否か、仮に利用者自身が陽性と判明した場合にその情報をアプリに匿名で提供するか否かは任意である。また、アプリはいつでも削除できる。
◎詳しくはこちら(VA州ホームページ)
・プレスリリース
https://www.governor.virginia.gov/newsroom/all-releases/2020/august/headline-859803-en.html
・アプリ機能説明
https://www.vdh.virginia.gov/covidwise/
(注)できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが、上記についてはVA州当局が提供する情報に依拠してください。
(注)上記のほかにも、連邦・州・地方政府(郡、市など)レベルで感染拡大を抑制するための各種措置がとられています。特にお住まいの郡や市など地方政府が発信する情報には生活に密接に関わるものが多く含まれていますので、各自において最新情報の把握に努めてください。
■在アメリカ合衆国日本国大使館
住所:2520 Massachusetts Avenue N.W., Washington D.C., 20008, U.S.A.
電話:202-238-6700(代表)
HP:https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html