2020.07.16
ドイツ バイエルン州における接触制限の緩和(文化・スポーツ行事の入場人数拡大等)
●14日、バイエルン州政府は、接触制限にかかる州令の改定を発表し、文化・スポーツ行事の入場人数等について追加的な緩和措置を発布しました。概要は以下の通りです。
●感染者数は、14日現在、バイエルン(BY)州4万9千人、バーデン=ヴュルテンベルク(BW)州3万6千人となっています。両州とも新規感染者は一定数継続して発生しており、感染リスクは依然として存在しますので、引き続き、感染防止には留意してください。
1.バイエルン州における追加的緩和措置の内容(7月15日より適用)
(1)文化行事について、屋内では着席型の場合は最大200名、それ以外では最大100名、屋外では着席型の場合は最大400名、それ以外では最大200名の参加者での実施を許可。(注:上限人数が倍増)
(2)スポーツ試合について、試合参加者と運営者の合計人数を着席型の場合は最大200名、それ以外では最大100名まで許可。(注:上限人数が倍増)
(3)職業上の会議あるいはそれに相当する行事について、以下の条件の下での実施を許可。(注:新規に同会議等の実施を許可)
ア 主催者は、接触制限にて複数人での公共の場における滞在が許可されていない者との距離を最低1.5mとることができるようにすること。
イ 室内では最大100名、屋外では最大200名までの参加が許可される。ただし、指定された座席が用意できる場合については、室内では最大200名、屋外では最大400名まで許可される。
ウ 室内で実施する場合は、席を外している時と発言中をのぞき、参加者はマスクを着用すること。
エ 主催者は、感染予防措置を策定し、要求があれば所属自治体へ提出すること。
オ 飲食物を提供する場合は、本州令の飲食店の営業に関する規則に従うこと。
(4)祭りの性格を持たない屋外での市場(伝統的な芸術・工芸品の販売やのみの市等)の営業について、以下の条件の下で実施を許可。(注:新規に同市場の実施を許可)
ア 人との距離を最低1.5メートルとることができるように店舗等を設置
イ マスクの着用義務
ウ 娯楽的なパフォーマンスや音楽の演奏等は行わないこと
エ 主催者が感染予防措置を策定して所管自治体に提出すること
(5)州令の適用期間が、8月2日まで延長される。
※接触制限措置にかかるバイエルン州令原文
https://www.gesetze-bayern.de/Content/Document/BayIfSMV_6?AspxAutoDetectCookieSupport=1
※同邦訳
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/files/100060470.pdf
2.新型コロナウイルス感染状況(7月14日現在、各州担当省発表)
(1)BY州
感染者数49、331人、死者数2、610人
新規感染者数 8日85人、9日65人、10日94人、11日78人、12日70人、13日20人、14日66人
(2)BW州
感染者数36、172人、死者数1、838人
新規感染者数 8日52人、9日48人、10日51人、11~13日70人(3日間の合計のみ公表)、14日51人
制限措置再導入の基準となっている「過去7日間の新規感染者数が人口10万人あたり50人を超える自治体」はありませんが、これまでいくつかの自治体で特定の施設等での感染拡大が確認されています。感染リスクは依然として存在しますので、引き続き、感染防止には留意してください。
上記基準の数値は、各担当省HPで確認できるほか、ロベルト・コッホ研究所のHPでも公表しています。下記当館HP新型コロナウイルス関連情報で確認することができますので、参考としてください。
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_2020.html
【問い合わせ先】
在ミュンヘン日本国総領事館
HP:https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
メール:sicherheits@mu.mofa.go.jp
電話:089-4176040
FAX:089-4705710