2015.04.06
バングラデシュ:独立戦争戦犯裁判の再審請求に対する判決言い渡しに関する注意喚起
平成27年4月5日
在バングラデシュ日本大使館
1.報道によれば、最高裁上訴部は、独立戦争戦犯として最高裁から死刑判決を言い渡されているジャマティ・イスラミ党(JI)カマルッザマン幹事長上席補佐から提出された再審請求に関し、本日、検察側及び弁護側の双方から意見聴取を行い、明6日に同請求に対する判決を言い渡す旨発表しました。
2.すでにお知らせのとおり、2013年12月、同様に独立戦争戦犯として死刑判決を言い渡されたJI党カデル・モッラ幹事長補佐の場合、再審請求は審理当日に却下され、同日中に死刑が執行されています。その際には、死刑直後から全国各地でJIによる抗議活動やハルタルが実施され、それに伴い多数の死傷者が出ていることから、今回も再審請求が却下となった場合、間もなく死刑が執行される可能性があり、また、それに対する激しい抗議活動等が行われる可能性があります。
3.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、新聞、ニュース、インターネット等から関連情報の収集に努めて頂き、不測の事態に巻き込まれないよう、十分慎重に行動するようお願いいたします。仮に外出する際は、「いつでも、どこでも被害に遭う危険性がある」ということを改めて認識の上、細心の注意を払って行動してください。
なお、デモ隊や群衆に遭遇した場合には、直ちにその場から離れ、安全な場所へ退避するよう努めてください。
万一、異常事態に遭遇した場合には、大使館までご一報ください。
【通報先】
○ 執務時間内(日〜木曜日 9:00〜17:45)
大使館(代表)880-2-984-0010
○ 執務時間外(金・土曜日及び祝日)
携帯電話 0961-1886753