2020.06.27
ドイツ ザールラント州における制限措置の一部緩和及びリスク地域からの入域者に対する措置
●ザールラント州政府は，６月２９日以降，ドイツ国内のリスク地域から同州へ入域する者への宿泊サービスの提供禁止を決定しました。
●また同州政府は，同じく６月２９日から有効となる，制限措置の一部緩和を決定しました。
１．ザールラント州政府は州令を改正し，６月２９日以降，州内のホテルやキャンプ施設等に対して，ドイツ国内のザールラント州外でリスク地域とされる市郡から同州に入域する者またはその市郡に住居を有する者について，宿泊サービスを提供することを禁止しました。リスク地域については，同州への入域日から過去７日間のうちに，ロベルト・コッホ研究所が発表する人口１０万人あたりの新規感染者数が５０人を超えた市郡とされています。禁止の例外として，２日以内に発行された診断書で新型コロナウイルスへ感染していないことが証明できる場合，職業・医療上の理由で同州での滞在が必須である場合，その他家族の訪問等の場合等が定められています。
２．同州の改正州令における，制限措置の緩和にかかる主な内容は以下のとおりです。これらの措置も６月２９日から有効となります。
（１）３５０人までが参加する屋外行事及び１５０人までが参加する屋内行事が実施可能となります。参加者が２０人を超える行事については各地の警察当局への事前届出が必要です。
（２）シーシャ・バーの営業が再開可能となります。
（３）接触のあるスポーツについて，最大１０人までで実施可能となります。
（４）高齢者施設・介護施設等における訪問について，入居者１名あたり１日親族２人までの訪問を受けることが可能となります。
（５）小売店等において，これまで施設内１０平方メートルあたり１人までとされていた入場制限について，５平方メートルあたり１人まで入場可能となります。
（６）レストラン等飲食店やホテル等の宿泊施設においては，施設面積による入場制限の規則は撤廃されます（間隔ルール等は引き続き維持されます）。
３．今般の改正州令は当面７月１２日まで有効となります。
４．詳細は，州政府発表及び州令テキスト（いずれも独語）をご確認ください。
（２）州令テキスト
https://corona.saarland.de/DE/service/massnahmen/verordnung-stand-2020-06-26.html
【参考】
■外務省海外安全ホームページ（ドイツ）
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_165.html#ad-image-0
■在ドイツ日本国大使館ホームページ（新型コロナウイルスに関する最新情報）
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html
■ドイツ連邦保健省（新型コロナウイルスに係る最新情報）
https://www.bundesgesundheitsministerium.de/coronavirus.html
■ロベルト・コッホ研究所（新型コロナウイルスに関するQ&A）
https://www.rki.de/SharedDocs/FAQ/NCOV2019/FAQ_Liste.html
https://twitter.com/rki_de
■ドイツ連邦外務省（渡航情報）（最新情報）
https://www.auswaertiges-amt.de/de/ReiseUndSicherheit/reise-und-sicherheitshinweise/letzteaktualisierungen
【お問い合わせ先】
在フランクフルト日本国総領事館
MesseTurm 34.OG, Friedrich-Ebert-Anlage 49, 60327, Frankfurt am Main
代表電話： +49-(0)69-2385-730（閉館時は緊急電話対応業者につながります）
領事部メール： konsular@fu.mofa.go.jp
