2020.06.23
レバノン 入国時の手続き(PCR検査実施国の区分等)
● ベイルート国際空港は現在通常の商用便の運行を停止しておりますが,7月1日より同運航を再開する予定です。レバノンの民間航空当局の回章に基づく,同日以降のレバノン入国時に必要な手続きは次のとおりです。なお,必ず事前にご利用予定の航空会社にもご確認ください。
● 現在,レバノンは感染症危険情報レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))に該当します。細部は下記5「レバノンの感染症危険情報」をご参照ください。
1 PCR検査実施国の区分等
(1)ベイルート空港は7月1日より通常の商用便の運行を再開しますが,当面の間,1日あたりの到着客数は約2,000名に制限されます。
(2)当局はPCR検査について,各国を実施国及び非実施国に区分し,到着客の割合について実施国からの到着客を80%,非実施国からの到着客を20%とするとしています。なお,実施国は次とおりです。
PCR検査実施国
ア 欧州:イタリア,スウェーデン,デンマーク及びアルメニアを除く全ての国
イ アフリカ:エジプト,チュニジア,モロッコ,ナイジェリア,ガーナ,南アフリカ及び中央アフリカ
ウ アジア:サウジアラビア,アラブ首長国連邦,ヨルダン,イラク,オマーン,イラン及びトルコ
2 PCR検査実施国からの到着客
PCR検査実施国に分類された国からの到着客は,レバノンへ出発する96時間前までに当地機関公認の検査機関において検査を実施し,チェックインカウンターにおいて検査結果を提示しなければなりません。PCR検査の陰性証明を持たない搭乗客は,レバノン行きの航空機への搭乗が認められません。
到着客は,ベイルート国際空港到着時にPCR検査を受けます。検査費用は100米ドルであり,航空会社を通じて支払うことになるとされています。同検査の結果は24時間以内に通知されます。
レバノンを出発し1週間以内にレバノンに戻る場合は渡航先における事前のPCR検査を行う必要がないほか,検査実施国を経由してレバノンに到着する場合は経由地における搭乗前のPCR検査を行う必要がないとされています。
3 PCR検査非実施国からの到着客
PCR検査非実施国に分類された国からの到着客は,ベイルート国際空港到着時にPCR検査を受けます。検査費用は100米ドルであり,航空会社を通じて支払うことになるとされています。この場合,到着客は空港到着から72時間後に再度PCR検査を受けます。2回目の費用は到着客自身の負担となります。
4 全ての到着客
(1)全ての到着客は,レバノンに到着するまでに保健省作成の健康状態申告票を記入しなければなりません。同申告表は以下のリンクより入手可能です。
(アラビア語ですが,ページ上部の丸いマークの横の文字をクリックしていただくと,言語が選択可能です。)
(2)全ての到着客は,レバノンに到着するまでに,滞在期間中における新型コロナウイルスの治療にかかる全ての費用をカバーする保険に加入しておかなければなりません。
(3)PCR検査の結果が陽性であった場合,治癒するまでの間,保健省の指示に従わなければなりません。
5 レバノンの感染症危険情報
現在,レバノンは感染症危険情報レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))に該当します。在留邦人及び渡航者の皆様におかれては,感染の地理的拡大の可能性に注意し,現地の状況が悪化する可能性も念頭に,各国の出入国規制や検疫措置の強化に関する最新情報を確認するとともに,感染予防に万全を期してください。
(参考:各国に対する感染症危険情報の発出(レベルの引き上げ又は維持 6月5日))
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/info0605.html
(参考:ベイルート国際空港のHP)https://www.beirutairport.gov.lb/
(参考:公安総局(出入国管理所掌機関)) https://www.general-security.gov.lb/en
(参考:レバノン保健省)https://www.moph.gov.lb/en
専用ダイヤル: +961-(0)1-594459,1214
邦人の方の感染にかかる情報及びご不明な点がございましたら下記の連絡先までご照会ください。
●在レバノン日本国大使館
代表電話番号:+961-(0)1-989751~3
領事直通:+961-(0)1-989856/01-989855
領事携帯:+961-(0)3-366018/03-345977
領事緊急:+961-(0)3-362540
FAX番号:+961-(0)1-989754