2020.06.13
ノルウェー 北欧諸国との間の国境管理の緩和,国内措置の緩和
●12日,ソールベルグ首相他は記者会見を開き,北欧諸国との間の国境管理の緩和,ノルウェー国内の感染拡大防止措置の緩和を発表しました。具体的な措置の概要は以下のとおりです。
○北欧諸国との間の国境管理の緩和
1 6月15日から,ノルウェーは以下の北欧諸国との間の観光客往来を再開する。
ノルウェーから北欧諸国への渡航制限の撤廃に係る条件は,主に,各国の人口に対する感染者数の割合,集中治療患者数,陽性診断率,感染経路の把握及び情報システムに依っている。
なお,デンマーク政府は,コペンハーゲンに渡航するノルウェー人が従わなければならない国内規則を制定している。
(対象北欧諸国)
フィンランド,アイスランド,グリーンランド,フェロー諸島,デンマークの全ての地域,及びスウェーデンのゴットランド島
2 他方,スウェーデンの大部分は,上記1の条件を満たしておらずゴットランド島を除くスウェーデンからノルウェーへの入国に関しては,引き続き自主隔離(当館注:10日間の自宅隔離)及び入国制限が課される。
3 これら地域のリストは少なくとも14日おきに更新される。仮に,新たな感染拡大が生じたり,条件を満たさない地域が出てきた場合,入国後の自主隔離及び入国制限を再度課すことになる。他方,条件を満たす新たな地域があれば,入国制限を撤廃することになる。全体像はノルウェー公衆保健研究所及び政府のホームページに掲載される。
4 7月20日までに,その他のヨーロッパ諸国に対する渡航勧告及び入国後の自主隔離措置の変更について検討する予定。右変更は,各国の感染状況による。
○ 社会的距離,スポーツ等に係る各種国内規制措置の緩和
1 6月15日より,(それまで50人までであった)集会が200人まで可能となる(主催者は感染拡大防止策を講じる必要がある)。私的集会については,従来通り20人までとする。200人以上の商業展覧会(メッセ)等は引き続き禁止されるが,ボランティア団体によるノミの市等は許可される。
2 文化・スポーツ分野(サッカートップリーグ含む)のプロの試合やイベント,20歳以下のサマースクール等夏期学校参加者は1mの間隔を空けることから除外される。
3 ジム・トレーニングセンター,水上公園,プール等も感染症対策をとった上で更衣室を含め再開される。
○ 学校
1 6月15日から,感染対策に関する規則の遵守を条件に,全ての教育施設が再開される。教室では1m以上の間隔を開けなくてはならない。
2 教師・生徒が公共交通機関を利用しなくては通学できない場合は,引き続きテレワークやデジタル会議が提供される。
○スヴァールバル諸島
ノルウェー政府は,最大250人までが乗船するフェリーでのクルーズを行うことを許可する。
【参考】
〇ノルウェー首相府,保健介護省,法務公安省,外務省共同プレスリリース
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/apner-for-flere-fritidsreiser-mellom-norge-og-de-nordiske-landene/id2706368/
○ノルウェー公衆保健研究所(FHI)旅行アドバイス
https://www.fhi.no/en/op/novel-coronavirus-facts-advice/facts-and-general-advice/travel-advice-COVID19/
〇ノルウェー政府新型コロナウイルス・ホームページ
https://www.regjeringen.no/en/topics/koronavirus-covid-19/id2692388/
〇当館からの新型コロナウイルス関連最新情報ホームページ
https://www.no.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00045.html
【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電話:(+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp