３月１６日，ムワリム保健大臣は，タンザニアにおいて初めてとなる新型コロナウイルス感染者１名が確認された旨，発表しました。皆様におかれましては，関連情報を収集し，我が国国内での取組みなどを参考に，感染予防等をお願いします。

　３月１６日午後２時４５分頃，ウンミ・ムワリム保健大臣は，タンザニアにおいて初めてとなる新型コロナウイルス感染者１名が確認された旨，テレビ中継にて発表しました。同内容は次のとおりです。

●３月１６日，検査の結果，４７歳のタンザニア人女性１名が新型コロナウイルスに感染した。

●同女性は，３月３日にタンザニアを出国し，ルワンダのキガリ経由でベルギーのブリュッセルから欧州に入り，デンマーク，スウェーデンに渡航後，再びブリュッセル，キガリ経由で，３月１５日にキリマンジャロ国際空港（アルーシャ州）から帰国した。

●同女性は，空港の検閲時には症状が見られなかったが，ホテル滞在中に体調不良を訴え，近隣病院で診断を受けた際，検体を採取された。検体はダルエスサラーム国立研究所に送付後，検査した結果，陽性であることが判明した。

●現在，同女性は，アルーシャ州メルー病院内で隔離されており，容態は安定している。

●タンザニア国民においては，パニックに陥ることなく，冷静に行動してほしい。

●以下の７点を国民に要請する。

１．タンザニア国民は，感染国への不要不急の旅行を控える。

２．国内のあらゆる機関，特に人が集まりやすい場所（学校，ホテル，商業施設，宿泊施設，教会，モスク，集会場等，銀行，空港，バス停，港，スポーツ競技場）における手洗い設備，消毒剤の設置。

３．国立公園，ホテル等の外国人が立ち入る施設の入り口への消毒剤の設置。

４．長距離，短距離，中距離バス内での消毒剤の設置。

５．握手やハグ，その他顔など接触感染が発生しうる接触の忌避。

６．病院における （新型コロナウイルス感染者如何を問わず）入院者の面会は患者1人につき1日２人までとする。

７．感染の疑いがある者に関する保健機関への情報提供。

　現時点において，当地では出入国等に関する規制は行われていませんが，在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては、関連情報を収集し，我が国国内での取組みなどを参考に，感染予防に努めていただくとともに、下記の事項を励行してください。

●体調不良者との濃厚接触を避ける
●手で目・鼻・口を触らない
●体調が悪いときは外出せず自宅に留まる
●咳やくしゃみの際はティッシュで口鼻を覆い、ティッシュはすぐにごみ箱に捨てる
●頻繁に触る物は、通常のクリーニング剤（スプレーやシート）を使ってこまめに拭き消毒する
●手洗いをこまめに行う
　→石鹸を使い20秒以上
　→特に洗面所を利用した時、食事前、咳やくしゃみをした時などはすぐに手洗い
　→水を利用できない時は最低でも60％のアルコールを含む除菌液（ハンド・サニタイザー）を使用する

参考：外務省海外安全HP
https://www.anzen.mofa.go.jp/

参考：タンザニア保健・村落開発・ジェンダー・高齢者・児童省公式Facebook
https://www.facebook.com/457555587598247/posts/2926240130729768/?sfnsn=mo

（問い合わせ先）

在タンザニア日本国大使館
EMBASSY of JAPAN in TANZANIA
住所：Plot No. 1018, Ali Hassan Mwinyi Road, P.O. Box 2577, Dar es Salaam, United Republic of TANZANIA
電話：+255-22-2115827/9
ＦＡＸ:+255-22-2115830
領事窓口時間：07:30 - 12:30 / 13:30 - 16:30
査証窓口時間：08:30 - 12:30
ホームページ： http://www.tz.emb-japan.go.jp/index_j.htm