2020.05.23
ベナン入国者全員に対する強制的RDT検査の流れ
・コトヌ空港において,13日から入国者全員に対する強制的RDT検査が開始されたことについては,先日お知らせしたとおりです。
・ベナン政府のホームページで発信された情報等により,空港到着時から検査の流れ,状況について,以下のとおりまとめましたのでお知らせします。参考としてください。
・ベナンは,「感染症危険情報レベル2」に指定されています。当地への不要不急の渡航は止めてください。
1.機内において,検疫カードが配付され記入が求められる。
・記入事項:ベナンにおける連絡先,直近のアジア諸国への訪問歴,新型コロナウイルス感染症の諸症状の有無
2.着陸後,アビジャンへの乗り換え客,ビジネス客,エコノミー客の順で降機する。
乗客の中には,対人間隔を特別意識しない方もおり,通路等では密集に注意する必要があります。ベナンでは,1メートルの対人間隔の確保の遵守が求められています。
3.降機後,バスで入国審査場脇の検査場(屋外仮設テント)に移動する。場内は,中央に検査待ち用の椅子が並べられ,両サイドに検査ブース計20か所が配置されている。
人数制限がなく,場内にかなりの人数が密集する状態となるので注意が必要です。但し,入り口脇の椅子20脚程度を利用して待機するとよいでしょう。
4.検査場に入る際に検温が実施され,問診票及び番号札が配付される。
・記入事項:上記検疫カードに同じ
5.検査ブースでRDT検査及びPCR検査の検体採取が行われる。なお,各ブースの仕切りはパーティションのみである。
6.問診票の記入を終えた者から空いているブースに移動し,問診票を提出する。番号札の番号を伝えた上で,RDT検査及びPCR検査の検体採取を行う。各ブースには,RDT検査担当者とPCR検査の検体採取担当者の2名がおり,後者のみフェイスシールド及び防護服を着用している。
各ブースでは,両検査の検体採取が同時に行われています。隣の検査ブースとの距離に注意する必要があります。
7.検査終了後,入国者は,検査場内にあるレジで検査費用を全額負担し,1人当たり10万CFAフラン(153ユーロ)を支払う。その後,場内で待機し,番号札の番号を呼ばれた者からバスに乗って入国審査場へ向かう。
RDT検査の結果も,その場では通知されませんが,番号を呼ばれた者は入国審査へと進みますので,陰性と判断できます。
8.入国審査場では,検疫カードが回収される。また,入国審査官が旅券を回収する。その際,2回目(14日後)に求められるPCR再検査の結果と引き替えに,旅券を返却する旨が伝達される。
ベナン政府は,空港到着時及び14日間の自己隔離終了後のPCR検査の結果は,48時間後に受領できると発表しています。検疫カード及び問診票に記入したベナンでの連絡先宛に,いつ,どこで受領するようにと電話連絡があります。なお,受領場所は,公会堂(Palais des Congres:ゴールデンチューリップホテルの隣の建物)と聞いています。
9.入国審査終了後,入国者はそれぞれの交通手段で自宅または宿泊先に移動し,以後14日間の自己隔離に入る。
自己隔離中,PCR検査(1回目)の結果受領と同再検査(2回目)のため以外の外出は一切禁止されていますので,注意が必要です。
参考
政府Facebook公式アカウント
https://www.facebook.com/gouvbenin/
政府公式ツイッター
政府サイト(COVID-19関連専用)
https://www.gouv.bj/coronavirus/
(現地大使館連絡先)
○在ベナン日本国大使館
電話:(市外局番なし)21-30-59-86 (執務時間外・緊急の場合)97-97-56-99
国外からは(国番号229)21-30-59-86
ホームページ:https://www.bj.emb-japan.go.jp/j/