2020.03.16
クロアチア 入国後に自主隔離の対象となる国・地域が大幅に拡大
●クロアチア政府は,日本を含め,特定の国・地域から入国する全ての人に対し,14日間(または出国まで)自主隔離を義務づけています。クロアチア市民保護本部は,自主隔離措置に従わない者には罰金を課すとしています。また,警察も取締りを強化しています。
●3月15日,入国後に自主隔離の対象となる国・地域が大幅に拡大されました。今後も,これら対象国・地域は変更される可能性がありますので,最新情報の収集に努めてください。
●3月15日現在,クロアチアにおける新型コロナウイルス感染者数は49名です。
●ザグレブ空港における最新の運航情報については,同空港のウェブサイトを参照してください。( https://www.croatiaairlines.com/important-notice )
○3月15日時点,クロアチアにおける入国後行動制限措置は,次のとおりです。
1 次の国・地域からクロアチアへ入国する全ての外国人は,14日間,隔離施設において隔離する。
(1)中国:湖北省
(2)イタリア
(3)ドイツ:ノルトライン・ヴェストファーレン州ハインスベルク郡
(4)韓国:大邱,チョンド郡
(5)イラン
2 次の国・地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は,14日間,自主隔離の義務を負う。【※3月15日,対象国・地域が大幅に増えました。】
中国(湖北省以外の地域),韓国(大邱,チョンド郡以外の地域),香港,日本,シンガポール,フランス,ドイツ(ノルトライン・ヴェストファーレン州ハインスベルク郡以外の地域),オーストリア,スイス,スペイン,オランダ,スウェーデン,英国,マレーシア,スロベニア(ベラ・クライナ地方),オーストラリア,フィリピン,ベトナム,カンボジア,ニュージーランド,デンマーク,ノルウェー,チェコ,フィンランド,ギリシャ,イスラエル,アイルランド,サンマリノ,アイスランド,ポーランド,ルーマニア,ポルトガル,スロバキア,ベラルーシ,ブルガリア,北マケドニア,タイ,インド,インドネシア,モルディブ,バーレーン,アラブ首長国連邦,イラク,エジプト,レバノン,パキスタン,バングラデシュ,米国,カナダ,ブラジル,チリ,コスタリカ,アルジェリア,カメルーン,ペルー,エクアドル,アンドラ,アルバニア,キプロス,モンテネグロ,リヒテンシュタイン,ルクセンブルク,マルタ,モナコ,トルコ,ウクライナ
【出典:クロアチア外務・欧州問題省のプレスリリース: http://www.mvep.hr/en/info-servis/press-releases/,32735.html )
○ 自主隔離について,クロアチア公衆衛生局長は,3月12日の記者会見の中で,「自宅に留まり,外出せず,他人と接触しないこと。家の中での家族との接触は必要最小限にすること。」と述べています。
○ 自主隔離に従わない場合,罰金が科されます。13日,ボジノビッチ内務大臣兼クロアチア市民保護本部長は,「自主隔離の対象者は内務省のシステムに登録され,自主隔離に従わない者は検知される。我々は,既に1人を検挙し,8,000クーナ以上の罰金を徴収した。」と述べました。
【参考情報】
1 新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)
2 新型コロナウイルス感染症に関する情報リンク(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
3 クロアチア市民保護本部ウェブサイト
https://civilna-zastita.gov.hr/
4 クロアチア公衆衛生局
https://www.hzjz.hr/priopcenja-mediji/koronavirus-najnoviji-podatci/
【問い合わせ先】
在クロアチア日本国大使館 領事班
住所:Boskoviceva 2, 10000 Zagreb, Croatia
電話:+385-(0)1-4870-650
ファックス:+385-(0)1-4667-334
メール:consul@zr.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html